いつものとこで見る財木琢磨

みなさんお元気ですか。なんか疲れてませんか。私は疲れています。推しの日々の更新だけがエネルギー。

そんな鬱屈とした連休のお供に“推し”こと財木琢磨さんの映像はいかがですが。意外といろんな作品ありますよ。外出自粛も長くなってまだ見たことのない作品を見たい方、財木さんの違う作品を見てみたい方、同担さんの布教用、参考にしてもらえればうれしいです。

なお、どこの配信サービスの回し者でもありません。

 

配信作品一覧

各配信サービスで見られる作品を簡単に説明します。気になる作品があったら是非是非。

 

・25 NIJYU-GO(2014.11公開)

貴重なテニミュ以前のお仕事。すでにいろんな作品を見てきてもう少しでコンプリートの人向け。よぉく目を凝らすといる。役名の「マサ」を覚えておくと2周目以降で見つけやすいと思います。ゴリゴリのVシネ。

 

トモダチゲーム(2016.12撮影 2017.4放送)

テニミュ後、最初のお仕事。ドラマ版。4話にちらっと登場。見なくても劇場版を見るのに支障はありません。

 

トモダチゲーム 劇場版(2016.12撮影 2017.6公開)

終盤の数分に登場。FINALだけ見ても話は分かります。

 

トモダチゲーム 劇場版 FINAL(2016.12撮影 2017.9公開)

前半に登場。ライバルチームのバスケ部のチャラい女好きの高校生。結構いいやつ。見せ場あり。足の速い男はモテる。主演は顔面の良さで追随を許さない吉沢亮さんです。

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・アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず! #21(2016.12撮影 2017.8放送)

 コンプリートしたい人向け。顔のいいスタッフ役。阿部快征くんも一緒に出てます。

 

・ミュージカル『刀剣乱舞』~三百年の子守唄~ (2017.3~4)

言わずと知れた刀ミュ。もう3年前だって。今見ると殺陣がまだまだ全然上手くない(婉曲表現)。ビジュアルはめちゃくちゃ似合ってた。長いのでとりあえず1部の「かざぐるま」っていう曲だけでもいいので聞いてほしい。

 

・高校愚連隊(2017.6撮影 2017.10発売)

初主演作になります。小南光司くんとのW主演です。湯本健一くんが舎弟です。「ケンカが好きな高校生」の役です。設定がいろいろ無茶苦茶ですが、本人がただひたすらにかっこいいのでオススメです。シュークリームが食べたくなります。

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・高校愚連隊2(2017.6撮影 2017.12発売)

 続編というか後編になります。見どころはこっちのほうが多いかも。財木さん演じる翔太さんがとんでもない人間過ぎて展開についていくのに必死です。ただ、謎にパワーがあっておもしろい作品なので出来たら見てほしい。痛みにのたうち回る姿が見られるのは高校愚連隊2だけ!

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・カンパニー(2017.10撮影 2018.1~2配信)

社長です。わりとスーツです。こんなんみんなリアコになってしまう。まず社員たちが社長のリアコだ。ストーリーはわけがわからないですが、財木さんはかっこいいです。阿部快征くんと、同じ事務所の後輩の山木透くんとの3人芝居です。

 

・ミュージカル『刀剣乱舞』~真剣乱舞祭2017~(2017.12)

言わずと知れたらぶフェス。歌って踊る仕事はこれが最後。長いのでとりあえず中盤の「獣」っていう曲のとこだけ見てもらえれば。「三百年の子守唄」公演との間に京都でおいしく仕上がってきましたね?って感じする。

 

・舞台「クジラの子らは砂上に歌う」(2018.1~2)

オウニくん。長いポニーテールと青い衣装が目印です。何もかもままならぬ環境でもがいている少年。常に何かしらもどかしそうな。お時間が無ければ最終決戦以降だけでも見てください。これまで舞台上で感情をあからさまに顕わにする役をやることのなかった財木さんが、初めて舞台上で役として感情を爆発させた場面です。

 

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・15歳、今日から同棲はじめます。(2018.2~3撮影 2018.4~6放送)

連続TVドラマ初主演作になるのかな。1話5分弱なので隙間時間に見られます。たまごやきキスとかファーストキスの演出とかギャグか?と思うところもあるけど、高校生カップルとライバル2人のドタバタラブコメディです。たぶん。違うかも。最終話の雰囲気好き。橋本祥平くんとまともに絡んだお仕事はこの時が初。Dスクのオタク、見て。

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・「DIVE!!」The STAGE!!(2018.9~10)

詳しくはこちら→

DIVE!! The STAGE!! ~夏空に咲く 水しぶきの花びら - いいっぱなし。

DVD/BD版よりは編集が荒くて作品の魅力はわかりにくいですが、dアニメにお金払ってるならとにかく見てほしい。見て。見てください。

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・超次元革命アニメ『Dimensionハイスクール』(2018.10撮影 2019.1~3放送)

実写とアニメのハイブリッド。作ってる人がアニメって言うんだからアニメ。財木さんが演じるのは黄色の黄川田くん。バイク事故で1ダブのヤンキーの大成人です。その辺の話はここでしました。→

今からでも間に合う「Dimensionハイスクール」 - いいっぱなし。

パッと見はチープなのに中身はよくできていて、ギャグかと思いきやかなりのどシリアスをかましてきたり。はまってしまったオタクはもう抜け出せないと評判の作品です。(筆者調べ)Dスクのオタク、数は多くないですけどやたら濃いイメージがあります。とりあえず2話まで見てほしい。せめて1話のラストまで見てほしい。そんな作品です。

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仮面ライダージオウ RIDER TIME 仮面ライダーシノビ(2019.1~2撮影 2019.3~4配信)

2022年で放送されている仮面ライダーです。ハッタリじゃなくてマジでな。慣れてください。

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推しのポジションはいわゆる2号ライダー。そう、念願の仮面ライダー。大企業の御曹司。御曹司らしくちょっと抜けてる。そこがイッチーのいいところ。スピンオフ3話にしておくにはもったいない出来。気に入ったら円盤買ってください。メイキングがいい。

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・百合だのかんだの(2019.3撮影 2019.5~7配信)

FODオリジナル作品。5月23日で公開が終了するのですでに見ているファンさんたちにもまた見てほしい。役どころは主人公のカレシ。ジュノンボーイを目指している。女の子がとても好き。ちょっと情けないところが多いけど最終回はちょっとかっこよかった。バイト(全然働かない)の時のギャルソンスタイルめっちゃ似合う。フジテレビ系でも放送されましたが、配信版の方がちょっと出番が多いです。

 

・僕たちもファイターズ(2019.4撮影 2019.5放送開始)

初めてのCM。北海道日本ハムファイターズの観戦案内。会社員がファイターズファンになっていくストーリー。スーツ姿が拝めます。短時間で見られてすごくおいしい。実は同じ会社のオタク仲間という設定があるんですが、オタクの観察がカンペキで怖い。あくびがうつる。

 

・ヨルヨミ #38 「少女詩集」(2019.6撮影 2019.7配信)

ASMRを使用した朗読企画。財木さんは寺山修司さんの『少女詩集』から数篇を。物語ではなく詩の朗読ということで全く予想がつかなかったんですが、これがものすごくいい!見られる環境にある人は見る、というより聞いてほしいなと思います。


・インプロラボ Session1(2019.6撮影 2019.8配信)

インプロビゼーション≒即興芝居をしてもらう、という番組。財木さんは納谷健くん、高橋健介くんとのダイ舞トリオでの挑戦でした。少ない設定しかない、または何もないところに1から自分たちで作品を立ち上げていく。それぞれの芝居に対する考え方が丸裸にされていきます。私はこの番組を見て財木さんのお芝居に対する考え方がものすごく好きだなぁって改めて思いました。全4回。第2弾、第3弾のチームの回もオススメです。


・舞台「この音とまれ!」(2019.8~9)

財木さんの初座長公演。とりあえずまずこれを見てほしい。

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素晴らしいのは演奏だけじゃないので、とにかく見てほしい。楽器の音色までその役の音色にできるものなのか、という驚き。くわしくはこちら→

舞台「この音とまれ!」~届け 届け 届きやがれ~ - いいっぱなし。

 ダイジェストだけでも見ていただければと思います。

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配信サイト

 私がわかる分だけなので網羅はされていないですが、視聴の参考にしていただければと思います。どこの回し者でもありません。

 

無料配信

Youtube(公式動画)


・15歳、今日から同棲はじめます。
1話のみ。

https://www.youtube.com/watch?v=2oj6lBN2JRc

クジラの子らは砂上に歌う

~5/11まで限定公開。

https://www.youtube.com/watch?v=3WFysKCMURc

・僕たちもファイターズ

https://www.youtube.com/watch?v=stvjbkrkvRQ

 

月額配信


dアニメ(月額400円 初回登録31日間無料)

・ミュージカル『刀剣乱舞』~三百年の子守唄~

・ミュージカル『刀剣乱舞』~真剣乱舞祭2017~

 

 ・「DIVE!!」The STAGE!!

 

Amazon prime video(月額500円 年間4900円)

トモダチゲーム 劇場版

トモダチゲーム 劇場版 FINAL

・高校愚連隊

・高校愚連隊2

・15歳、今日から同棲はじめます。

 

dTVチャンネル(月額780円 初回登録31日間無料)

・ヨルヨミ #38 「少女詩集」
・インプロラボ Session1
・舞台「この音とまれ!

 

Netflix(月額800円)

・アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず! #21

トモダチゲーム

トモダチゲーム 劇場版

トモダチゲーム 劇場版 FINAL

・15歳、今日から同棲はじめます。

 

FODプレミアム(月額888円)

・百合だのかんだの
5/23までの配信。

 

東映特撮ファンクラブ(月額960円)

仮面ライダージオウ RIDER TIME 仮面ライダーシノビ

 

hulu(月額1026円 2週間無料)

・アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず! #21

トモダチゲーム

トモダチゲーム 劇場版

トモダチゲーム 劇場版 FINAL

 

U-NEXT(月額1990円)

・25 NIJYU-GO

・アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず! #21

トモダチゲーム 劇場版FINAL

・超次元革命アニメ『Dimensionハイスクール』

 

レンタル配信


Amazon prime video

・25 NIJYU-GO
¥400。
・アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず! #21
¥220。
トモダチゲーム
¥330。

・超次元革命アニメ『Dimensionハイスクール』
1話は¥0。2話~12話は¥220。

 

GYAO!

・アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず! #21
¥220。

トモダチゲーム #4
¥220。
トモダチゲーム 劇場版
¥330。
トモダチゲーム 劇場版FINAL
¥330。
・高校愚連隊
¥330。
・高校愚連隊2
¥330。
・超次元革命アニメ『Dimensionハイスクール』
1話は¥0。2話~12話は¥220。何本かずつまとめてのパック有。

comicFesta anime

・15歳、今日から同棲はじめます。
1話無料。2話~最終話300pt。何本かずつまとめてのパック有。

ニコニコチャンネル

・15歳、今日から同棲はじめます。
1話無料。2話~最終話330pt。
・超次元革命アニメ『Dimensionハイスクール』
1話は¥0。2話~12話は220pt。


買い切り配信


スマートボーイ

・カンパニー
1話¥370、全5話。

 

 

 

その他の動画配信サービスでも視聴できるものもあるかと思います。

もしよろしければ、この長い時間の暇つぶしにでも見ていただけたら幸いです。

よろしくお願いします。

『お仕着せのカーテンコール』不要論

※あくまでも個人の感想です。ご覧になった方の感じ方を否定するものではありません。

 

 

そのダブルカーテンコール、トリプルカーテンコール、本当に観客の要望ですか?

そのスタンディング・オベーション、本当に感情に突き動かされたものですか?

 

 

このタイミングなので「何の舞台の話か」というのは自明のような気もするので、あえて記事内では作品タイトルを書きません。この作品に限った話でもないですし。

 

この土日の大阪公演3公演を観劇しました。

土曜の昼公演、カーテンコールが終わってキャストが全員ハケても客電も点かなければBGMがFOする気配もありません。「あぁ、ダブルまである前提のつくりなのか」と理解して、拍手をそれなりにしながら待ちました。長かったな。「観客に甘えるな」と思いましたがダブルの後はアッサリ客電もつき、BGMもFOしたのでそこまで気にすることもありませんでした。

別に最近始まったことではないからです。カーテンコールがあって、ダブルカーテンコールがあって、座長から「ありがとうございました」とご挨拶がある。なんなら日替わりで出演者から一言コメントがある。絶対にダブルがもらえるという甘ったれた考えは嫌いですが、もうこの流れはお約束です。1回のカーテンコールで客電がつくことも、退出を促すアナウンスが流れることも、むしろ珍しくなりました。

 

夜公演、ダブルが終わっても客電がつきません。昼公演と違ってBGMがFOする気配もない。観客はBGMが鳴っていれば拍手をする生き物なのです。そこに感情はありません。条件反射です。客電がつかなければ帰れないのです。観客にとって客電がつく=終演だからです。緞帳のない公演ならば尚更です。この作品は緞帳を使用しません。ただ待たされる時間が過ぎて、トリプルカーテンコールになりました。座長はトリプルコールへの感謝と喜びを述べますが、客席の私の感情はむしろ冷えていきます。

 

そして大阪千秋楽、やはりダブルコールが終わってもBGMは鳴り続け、客電はつきませんでした。トリプル。「千秋楽」とつく公演だから予感はしていましたが、スタンディングオベーションが起こりました。嬉しそうなキャストの顔を見ながら拍手をしていてもどうしても思ってしまう。「私はいま、何に対して拍手をしているのだろう」

 

 

私だって俳優のファンだから、推しの顔は見たいし、嬉しそうなら嬉しいし。でも、それとこれとは別。

 

ダブルもトリプルも製作側が意図的に作ることができるのです。客電を付けずに、盛り上がるBGMを流しておけばいい。でも、本当にこの作品は、この公演は、それに値するものでしたか?

 

役者やスタッフの熱量や頑張りとは全く別のところで、心から称えたいと思えない舞台はあります。この作品で言えば、次から次へとクソみたいな理由で馬鹿な行動を起こすクズが出てきて、エゴに振り回されて死んでいき、結論は観客が考えてね!というむちゃくちゃな脚本をもとに上演されています。頑張ればいいというものではないけれど、役者は頑張ってる。現場のスタッフも頑張っている。個々人の頑張りは分かる。でも作品の総体として見たときに、これは本当に称えられるべき公演だったのか?

私の答えはNOです。ダブルの時点で「甘えるな」と思いましたが、トリプルの要求には「ふざけんな」となりました。

 

誘導して起こしたトリプルコールは嬉しかったですか?

 

そもそもカーテンコールって誰のためにあるんでしょうか。私は1回目は舞台上からの「見てくれてありがとう」と客席からの賞賛の交換だと思っています。何一つ褒めるところの無い公演はないはずです。この作品だって役者の熱演(すればいいってものでもないですが)には拍手を送りたい。

じゃあ2回目3回目は?私は1回目で称え足りないからもっと場を提供してくれという観客からの要求が引き起こすものだと思います。賞賛と「喜んでくれてありがとう」の交換、でしょうか。

観客はもう十分称えたと思っているのに、もっと褒めてくれって言うの、恥ずかしくないんですか?

 

もうやめましょうよ、そういうの。

 

千秋楽のスタオベも。まず、千秋楽にはスタオベをするものという謎の風習が広まりつつあります。その状況の中で「千秋楽に」「ダブル・トリプルになったから」なんとなく立っていませんか?立ちたかったですか?あなたは今立ち上がってまで何を称えているんですか?

どうしようもなく感情に突き動かされて(千秋楽でもなんでもないのに)立ち上がってしまう作品はあります。ただ千秋楽だからと立つのならば、それは「失礼な甘やかし」ではないでしょうか。このレベルでいいんだ、という慢心を生ませるのではないですか。

 

 

じゃあ拍手しなければいいじゃないか、立たなければいいじゃないか。それはそうなのですが、誘導しておいてそれはないじゃないかと思います。別にあちら側含めて誰に言われたわけでもないですが。

 

 

 

シングルコールで客電がついて、BGMはなく、退出のアナウンスが流れても拍手が鳴りやまない舞台はあります。それだけ観客側の熱量を生んだのです。もし自分たちが作った舞台の「本当の評価」が知りたければ、その『お仕着せのカーテンコール』もうやめませんか。

 

切実に検討を願います。

舞台「この音とまれ!」~届け 届け 届きやがれ~

※こちらの記事はネタバレに対する一切の配慮をしておりません。原作未読、未観劇の方はご了承の上でお読みください。

 

みなさんこんにちは。8月17日(土)に舞台「この音とまれ!」が幕を開けました。財木さんには絶対の信頼を抱いているので、期待の上にさらに期待を重ねて見に行ったら、その期待を軽く飛び越えていかれてしまい、とりあえずこの感情を書きなぐっておこう、という次第です。

いつもの2.5次元舞台とは少し違う老若男女取り混ぜたいっぱいのお客様。止まらない拍手。私もその中の1人でしかないのですが、胸がいっぱいになりました。終演後に客席をでたらリピーターチケットに長い列。この作品が推しの初座長公演でもう最高にHAPPYです。

 

長くなりそうなので、忘れる前に先に大事なことをひとつ。

 

 

<公演スケジュール・チケット情報>

東京公演の前売り券は既に販売が終了しております。開演1時間15分前より販売開始の当日券にお並びいただくか、プレイガイドにて当日引換券をご購入ください。

福岡公演・大阪公演については引き続き前売り券を販売しております。

詳しくは下記リンクを参照ください。

当日券 Guide | 舞台「この音とまれ!」公式サイト

前売り券・公演スケジュール Schedule&Ticket | 舞台「この音とまれ!」公式サイト

 

 

 

1番大切なこと言ったので、これで安心して感想文が書けます。

 

物語は1話から立浪先生が部室に現れる直前のところまで。校長先生がいなかったり、時間や場所などの制約のために少々の変更はありつつも原作をすごく丁寧に扱ってくれている、という印象でした。脚本段階からアミュー先生が関わってくださっているからか「このキャラはこんなことしない!」みたいなのも全くなく、最高にNoストレスです。

 ストーリーについてはこちらのゲネ記事が詳しくてエモいので予習・復習におすすめ。ライターさんがあえて本編にその写真を入れなかった気持ち、めっちゃ分かる。

 

序盤は愛(ちか)と武蔵(たけぞう)のほぼ2人、それも心理戦中心で物語が進行し1つ目の山場を超えなければならないので、負担はきっと大きいはず。それは一切感じさせず、物語にぐいぐい引き込んでいく2人の熱演。愛の登場シーンの飛び蹴りの打点の高さは見ものです。誤解が解ける頃には2人が愛おしくてたまらない。部室へ去る2人の悪口の応酬が全然悪口になってない。かわいい。ほほえましい。やばい。

続いてさとわちゃん登場。ここまでずっとご本人様登場状態。このご本人様登場は最後まで続く。マジか。さとわちゃんキューティクルがすんごい。細い。ちいさい。かわいい。すんなり入部を許されたさとわちゃん見て暴れる愛くんが振りかぶった学校椅子を自分の頭にぶつけて毎回鈍い音がするので心配。ねこかぶり状態から黒さとわへの豹変たまらん。愛に詰め寄ってくところとか怖くて最高。和やかになった空気がまた一気に緊張状態に。観客は既に事情を知ってるけど、さとわは知らない。「世間の目」とおんなじ。もどかしい。

場面変わって愛と武蔵の鬼ごっこ。2人ともめちゃくちゃ走ってる。インフィニティ∞で走ってる(古田一紀・談)。結構走らされてから哲生に「何か隠してるよね?」と詰め寄る部長。ここの哲生の反応は日替わり。武蔵の返しが古田節全開です。おつよい。白状させられて場面は楽器屋さんへ。藤田弓子さんのおばあちゃんが可愛いんだ、これが。もう最初から最後までずっと可愛い。ずっと暖かい。ちょっと飛び上がってげんこつするの、いいよね。

 

おじいちゃんとのエピソードは要所要所にさしはさまれてきます。おじいちゃん、でっかい男だ。私が好きなのは箏の弾き方を教える場面の回想ですね。おじいちゃんに褒められた愛が嬉しそうで。めっちゃ好き。ぐしゃぐしゃって髪をかきまわすおじいちゃんもすごく好き。

 

箏の修理が終わって、部員数まだ必要だよで3バカ登場。これで全員登場かな。時計見てないから分からないけど、たぶん開幕から3~40分経ってる気がする。ここから一気ににぎやかに明るくなります。勧誘する猫かぶりさとわ、それにおびえる愛と武蔵、その気になってる3バカの対比がすごい。愛が武蔵の後ろに小っちゃくなって隠れて文句言ってるの可愛すぎか。初登場シーンの3バカはほぼ日替わりアドリブ。テンポ良くて連携良くてキャラから全く外れることなくおもしろい。すごい。そしてみんなで爪を買いに行く。ここで何故かコータにだけ塩なメガネ部長が私は好きです。「ちゃんと使う」いいよね。爪買いに行くってなって、すんごく嬉しそうで、やっと箏弾けるっていう爆発しそうな嬉しさとはちがう、認められたっていう喜びだと勝手に思ってる。箏弾く資格を手に入れたかった愛の想いが形になった。3バカも嬉しそうなんだよね。

ほいで翌日。部室にちゃんと現れる3バカ。わちゃわちゃしてると教頭登場。不良ばっかりで騒いでるだけじゃん潰してやる!と無理難題吹っかけてるところに猫かぶりさとわちゃんがやってきてもっと無茶言い出すやーつ。恐れをなして逃げる3バカ。その途中で教頭と遭遇。真剣に箏曲部に入部する決意をします。どうしよう3バカがかっこいい。3人の愛に対する思いの強さがハッキリと感じられます。

 

3人が正式に入部して物語は朝礼での「龍星群」の発表に向かって動き出します。長くなりすぎるので全力でハショります。入部したてでまだ箏の扱いが雑な3バカに愛がわたわたしたりと、この辺はまだ3バカと愛の間に思いの強さの差があるのかなぁと思ったりなんだり。3バカの魂が抜けても愛はさとわに食いついてくもんな。メガネ部長の指の硬さを確認した後の舌打ち好き。楽器屋のおばあちゃん家に練習させてもらう交渉するところ、原作にない「配慮だ!(ドヤァ」はめっちゃ好き。声に出して使いたい日本語。

3バカが入部してから、原作だとギャグ絵になりそうなにぎやかなパートが多くてほんと楽しい。ダンボール箏を渡す場面は客席からは姿が見えないのに、なんだかわちゃわちゃ動いている気配がする。練習しまくりで指の皮ずるずるなの少し嬉しそうに見える愛。愛の本気に引かれて3バカも最初よりどんどん真剣になっていくのわかる。そして浮き彫りになっていくさとわの孤独。ほいでもって「もんじゃ」ね。帰ろうとするさとわを掴む愛いいよね。もんじゃ屋さんでもの珍しそうにしてたり、固まったりしてるさとわ可愛いよね。「教えかたがわからない」って口にするの、すんごい勇気が必要だったんじゃないかな。ここの一連のやりとりはしっかり心が通い合って、仲間として支えあってて、なんだか楽しそうでいいんすよ。

そしてさとわは愛がなぜ箏をやりたいのかを知ります。「どうしよう…どうしよう……」って彷徨うさとわ。ここ!表情!見て!!これがさとわの本質なんだと思う。顔見てるともう泣きたくなってくる。ていうか泣いた。黒さとわもさとわなんだけど、本当はまだまだそんなに強くなくて、こうやって惑うんだよ。からの「ごめん!」素直に謝れてなんて偉い子なんだ。愛おしい。たまらん。愛が頭にのせるポケットティッシュは日奈子ちゃんのキューティクルに負けてよく滑り落ちます。照れ隠しはローキックに。2時間弱の公演中にさとわのキックが2回、愛にクリーンヒットします。体張ってるなぁ。

おばあちゃんから「音は言葉で上手く気持ちを伝えられない人のための もう一つの言葉だよ」というアドバイスをもらい、ついに迎えた本番当日。ガッチガチに緊張している愛と3バカ。肝が据わってるさとわちゃん。教頭先生のスピーチが終わり、ヤンキーたちがヤジを飛ばす。いっそ落ち着いてきた筝曲部。せっせと爪をはめている愛。セットが左右に開くと奥から箏がせり出して来ます。ここからは舞台上には6人と箏だけ。ここでさとわがポニーテールにするの、原作とは違うけどすごく「気合い入れる」感じがしていい!1年生が自分の位置にスタンバイする中で武蔵先輩のスピーチ。それが終わると否が応にも緊張感が高まります。いや、そんな生易しいものじゃない。それぞれに調弦を確認し、難しいところを確認し、目を見かわして、息を合わせて。

 

正直ここまでとは思いませんでした。圧倒された。箏どころか音楽のことだってよく分かってないから、どう伝えればいいのか分からない。確かに上手い、でも公式にアップロードされてるプロの動画のように上手いというわけではない。けれどそこにはない何かがこの演奏にはあるような気がします。それは楽器屋のおばあちゃんが言うように「上手く言葉にできない伝えたい気持ち」なのかもしれません。

この6分間は原作やアニメのように回想も入らない、観客の言葉も、モノローグも入らない。ただ演奏でだけ勝負する6分間。ここまでの90分はこの6分のためにあったし、この6分がダメならばここまでの90分は無駄になる。その逆で、ここまでの90分がダメならこの6分がどんなに良くてもダメだった。でもそうじゃない。ここまでの90分も素晴らしかったし、この6分も素晴らしかった。愛の気持ちはおじいちゃんにきちんと届いた。「届け 届け 届きやがれ」とぶつけられた気持ちは全校生徒である私たちに確実に届いた。鳴り止まない拍手はその証拠。あまりにも長いから2日目からちょっと演出が変わった気がする。ここでまだ芝居が続くんでなければ立ち上がって拍手したくなるような演奏。

龍星群の話は長くなるので、別記事でしたいと思います。書く保証はないです。

 

その日の放課後、楽器屋さん。愛がおじいちゃんが最後に作った箏を受け取る場面。財木さんの愛は箏を見た時から泣いてる。箏を抱きしめてボロボロ泣く姿はまるでおじいちゃんに泣き縋っているように見えたこともありました。これ、観客も泣くなっていうほうが無理でしょ。タオルください。

翌日、モテ期到来サネに対してミッツは…。ここも日替わりあり。ふわふわしとる。改めてみんなで全国を目指すことになって本編はおしまい。カーテンコールへ。

 

 

 

初日終わって「すごかった」しか言えなかった。語彙の消失。舞台の上にはキャラクターが息づいて、彼らの青春を生きていた。演奏までもキャラクターそのものだった。これはDVDになるし、ゲネ動画を見ても映像になってもきっと伝わるものもあるだろうと思う。でも損なわれるものもきっとたくさんある。歌わない、踊らない、映像もない、衣装は制服だけ、装置はシンプル。流行りのキラキラした舞台じゃない。でもそれがどうした!舞台「この音とまれ!」を見ればわかる。派手なスパンコールなんか無くても青春はキラキラしているし、真っ直ぐな思いは痛いほど伝わる。

「届け」が合言葉だった。リピーターチケットを求める列が階段の下で折り返して伸びていた。「届いてるよ!」嬉しくてすぐにお手紙に書いた。もっともっとたくさんの人に届いて欲しい。せっかく福岡や大阪でも公演するんだから、東京までは行けないよっていう人のところにも届いたらいい。

 

劇場で、彼らの物語を見届けて、一人の高校生になって、彼らの音を、言葉を聞いて欲しい。よろしくお願いします。

 

youtu.be

Dimension ハイスクール 第1話「ひらめきの天才」

退屈破壊 常識破壊 君に見せたい超展開

ほんとマジそれ。このOPハチャメチャに好き。

 

前回、人の感想が読みたいとか言いながら、自分は事実を並べただけで1つも感想を書いていなかったことに気づきました。普段は「すごい」「やばい」「かわいい」「すき」しか語彙が無いのに無理するからですね。見てない人にも頭のおかしさを知って欲しいので、あらすじまみれなのは諦めてください。

 

<謝罪>蒼井翔太さんのお写真は円盤3巻ではなく2巻の特典でした。お詫びして訂正いたします。ってことは8話までに顔出しするのか。ロックマンにありがちな隠しラスボスだと思ってたのに。

 

 

第1話 「ひらめきの天才」

西暦2019年。人類は絶滅の危機に直面する。この物語はそれを阻止するために命を懸けて戦うヒーローたちの物語。の、予定である。

物語は主人公が学校の玄関前で隕石疑惑のある石を拾うところから始まる。なんで拾っちゃったんだろう。拾ってどうする気だったんだろう。これが人類絶滅へのカウントダウンの始まりであった。

 

OPとCMを挟んで場面は物理の補習中の教室へ移動。あまりにも当たり前になってたので忘れていましたが、実写パートはアニメパートと音圧を合わせるためにオールアフレコです。*1何回聞いても先生のドップラー効果モノマネは音の高さが変わらない。黄川田くんは練り消し作って投げています。コイツどうやって3年生になったんだ?病弱な水上くんが咳をしたので心配になって声をかけますが、桃谷先生が好きすぎて補習に出ている緑ヶ丘くんに「うるさいバカ(意訳)」と2人揃って煽られます。主人公の目が死んでいる。

問題プリント解いてるとガッタガタ揺れる主人公の机。原因はさっき拾った石。コイツ浮かぶぞ?なんかチープにふよふよ浮いてる。つんつんつつく黄川田・水上。先生の授業を邪魔されてイラっときた緑ヶ丘くんは石を窓から投げ捨てます。※危ないので絶対にやってはいけません。「どうしました?」と訊く先生にはにこやかに答えるのに補習メンのことは「さっさと戻れ」と邪険に扱う。性格悪いぞコイツ。

プリントに戻ると窓から飛び込んでくるさっきの石。そして浮く。物理的に有り得ない現象が気になってつついてしまう先生。ここまでで5人全員が石を触ってしまいました。なんで触っちゃたんだろう。触らなければ良かったのに。突然目覚めた石曰く、「この俺に触れた君たちこそ予言の勇者だ。恐るべき破壊の魔神を退治して欲しい。このままだと君たち人類は絶滅する」って喋ってる間に石を窓から投げる主人公。※危ないので絶対にやってはいけません。彼に言わせれば飛んで浮いて喋る石は「悪質なイタズラ。カメラが仕込んであってうろたえる様子を見て笑ってるんだ。浮いてるのは新型ドローンかなんかだ」と。ネガティブ。世の中に良いことなんかない、と言い切る彼にはいったい何があったのか。育てたバジルに虫がつくくらいでこんなにネガティブになる?ならないよね?ここもっと掘り下げて欲しい。主人公なのに背景が何も見えてこない。すごい気になる。

そしてまた飛んでくる石。こんな仕打ちをされたのは初めてだ!こうなったら強制的に連れて行く!!と、何の説明も無しに2次元空間へ5人を吹っ飛ばす。ひどくない?普通なんかもうちょっと説明あって同意を得ない?ひどくない???

 

それにしても、紙粘土ぎゅってしたみたいな灰色の塊に顔がついてて表情が変わって喋るのシュール。

 

ここからアニメパート。5人とも床に転がっている。

目覚めた主人公たちは自分たちがアニメになっていることを自覚できてる。ビジュアルが変わっているのでまずはどれが誰か確認。「なんでマンガ?」「アニメって言ってね」のあたり、黄川田くんの非ヲタ感がすげぇ。「なんじゃこりゃあああああ」と叫んだ緑ヶ丘くんは夢だと思ってるし。幼馴染のはずの主人公に「消えろ消えろ」はなかなかひどい。先生は目覚めると同時に夢だって認識するし。「先生!同じ夢の中にいるなんて光栄です!」コイツ真剣におかしいぞ。先生のきもちわるいオタクか?大丈夫か?

「うわあああああ俺の手があああああああああああああ。……あれ?なんともない?」って己の胸をまさぐる緑ヶ丘くん。これも当たり前になりすぎて忘れてましたが、アニメパートはモーションキャプチャーです。動いているのはご本人たちです。斬新。なのでバグというか技術の限界というか腕が他の物を貫通するんですよね。これを超能力で済ませる水上くんと黄川田くんは絶対に成績が悪い。ていうか、さっきから水上くんは1人だけ何か楽しそう。先生は夢ということにしたようです。が石が出てきて「夢じゃない」とか言います。「なんで石が喋る!」「俺はこう見えて生き物なの」「うわあ便利な喋るペットキャラきたー!でも、もっと可愛いのがいいな。しっぽがあるとか、首がとれても大丈夫、とか」ここで確信した。この作品で1番ヤバいのはこの水色のヤツだ、と。実際ヤバい。めちゃくちゃヤバい。追々説明する。3話あたりに。

「ここはな、お前らのいる3次元世界とは別の次元、2次元の世界だ。この世界は崩壊寸前、破壊の魔神の攻撃を受けてこうなった。唯一この教室は次元のはざまにあって崩壊を免れている。お告げではお前たち4人が破壊の魔神を倒すはずなんだ。お前たち4人こそ、選ばれし勇者なんだ!」

「5人いるけど?」

 スプーディオ、数かぞえられない説の始まり。何回同じミスをしたら気が済むんだね、君は。えぇ?ってねちっこい上司なら言うね。5話まで終わった今も誰1人として勇者として戦おうという意思がないところが、この作品の大好きなところです。なんなら逃げようとするし。スプーディオの長い話の間にも黄川田くんは水上くんを危険のないように気遣うし、白山くんが人数を数える時にはちゃんと手を挙げるし、こいつ好き。たぶんいいやつ。でも緑ヶ丘くんとはすぐケンカする。教室のドアも窓も開きません。「俺の鉄骨タックルを受けてみろ!」黄川田くんは脳筋ですね。脳筋です。もともと台本上にあった鉄骨○○はここだけだそうです。これから先は中の人のアドリブ。キャラ紹介でも使ってるフレーズだったのにここだけって。なお喋る石はここに5人連れてくるのにエネルギー使い果たして元の世界には戻せないとか。使えないな。なんだその便利なone-way ticket。「帰せないけど帰る方法はある」って話になると地響きと共に正面黒板の壁から巨大生物が生えてきたところで前半終了です。

 

~CM~

 

「どうもどうもー。ぼくの名前はスフィンクス・パラメソス。3次元のご一行様いらっしゃ~い。よく来たねー。大歓迎。あのさぁ、ひとつ聞くけど謎解きは好きかな?ぼかぁ好きだね。ということでスフィンクス・パラメソスの出す謎 解いてみよう!絶対のルールに従ってもし正解したら解放しちゃうぜ。軽い。ひたすらに軽いコイツが破壊の魔神とやらか。ビジュアルもただのスフィンクス。でも大事なこと言った。謎が解けたら3次元世界に帰してもらえる。ここ重要。「この夢、突然過ぎてついていけません」視聴者の気持ちを代弁してくれる先生ありがとう。でも最近気づいた!このスピード感こそがDimensionハイスクールなんだなって。ハマってしまった視聴者、振り落とされないように必死。「がんばれー!謎を解くんだ!それが勇者の戦いだ!」ずっと思ってる。お前も手伝え。無責任じゃないのか。

さて第1問

 初めての謎解き。「解けないと大変なことになるぞ」これ、先に説明するべきだよね。だって誰も真面目に解いてないもんね。わいわいとただ思いついた4文字の単語並べてるだけだもん。連想ゲームかよ。天下統一!織田信長!お館様ああああああ!!!!!その間にも他の3人を見下しながら先生を褒め称える緑ヶ丘。ブレない。こいつは本当にブレない。そうこうする間にTIME UP。

「君たちは全員不正解ってこと。誰か1人いただくからね。じゃあ、1番熟した感じの君にROCK ON!」スフィンクスの目から出たビームに何かを吸い取られくずおれる先生。先生は「絶妙にしっとりしてて、噛んだ後にじわーっとまた別の旨みが広がって」生きてて良かったー!ってレベルで美味しかったらしいです。食レポが上手い。もうこの方向で食べていった方がいいと思う。「言ってなかったか?頑張って謎解きしないとあいつに食われるんだ!」言ってないし。それこそ先に説明するべきだし。この石マジで使えないぞ。食われてしまった先生は息してない。死んじゃってる。でも触れることすら出来ない。それがこの世界のお約束だからね。辛い。この時の先生のデスマスクQUOカードにするDスク、狂っていてとても好きです。

 

続いて第2問

 今度はさすがに必死になって解こうとする。学年1の秀才の緑ヶ丘くんが意外と役に立たない。上のびよびよ。パニックになっている黄川田・水上ペアを無視して真面目に説いてる白山くん。びよびよ。波形。波形といったらドップラー効果。から何がどうなったのかよく分からないけど、それが決め手になって解答にたどり着く。第1話では問題がちょいちょい画面からアウトして「一緒に考えるとか不可能だろ」という感想を抱かせる。カウントダウンも途中で1分くらい飛ぶし。解かせる気あるのか。ないだろ。そしてほぼ役に立たなかった緑ヶ丘。スフィンクスは正解を出されたショックでこんらんしている。

 

教室に帰還。実写に戻ります。先生も生き返りました。良かったね。「みなさん何があったか覚えてます?」この時はまだお互いに敬語だったね。一緒に変な体験重ねて仲良くなったね。「集団幻覚…ありえません」まだ認めない先生。黄川田くんは正解を出した白山くんの肩を掴んで力任せに揺さぶりながら「ひらめきの天才」と褒め称えます。黄川田くん、なんで不良なんかやってるんだろう。ていうか本当に不良なんだろうか。ビジュアルだけじゃないのか。あれは何だったんだろうねってしてると「夢じゃねぇって言ってるだろ」と喋る石再登場。来なくていい。既に迷惑がられている。スフィンクス絶対のルール、食われた者はもし復活したとしても1番大切なものを失う」「二度と来るなああああああああああああああああああああ」三度(みたび)投げられる石。白山くんの気持ちは痛いほどよく分かる。そういう話は連れて行く前にしろ。この石、マジで常に説明が足らない。

「1番大切なものを失う……ハッ!」慌ててスマホを確認する先生。デイトレードで稼いだ私のお金が消えてる。俺の金が…授業の合間をぬって必死で稼いだ俺の金があああああああああああああ!!!!!!!!!返せえええええええええ俺の金を返せええええええええええ!!!!!!!!どこ行ったあの石ころめえええええええええええ粉々にしてくれるわあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」先生、人格も顔面も崩壊してます。先生と石の関係が気になってこれは第2話も見ざるを得ませんね!見ますよね!見てね!ラジオ情報によれば確か金額にして100万円ほど。先生の金の亡者っぷりを前にしてさすがの緑ヶ丘くんもびっくり。尻もちついたまま立てません。「立てるか、流星」「気安く名前を呼ぶな、白山」過去、この二人の間に何かあった様子。こじれている。これは期待できる。つまりこのパーティーは2+2+1だ。おいしい。一方その頃しゃべる石は、どこかの木の根元で眠り込んでいた。

夜、ベランダで植木鉢に水をやっている白山くん。「1番大切なものか……」果てして彼の1番大切なものは何なのか。あまりにも平凡以外の描写がなくて全然分からない。はやく失ってみて欲しい。ここで第1話はおしまい。

 

ED。「いつも変わらないメシとみそ汁」初めて聞いた時はこの歌詞はただのおもしろフレーズだと思っていたのに。いまではもうこんなに心に響くのに。

 

 

ぶっちゃけ第1話は世界観の説明がほとんどで、第2話以降の気の狂いっぷり(褒めてる)に比べれば全然可愛いもの。でも第1話を最後まで見てもらえたら、先生の強烈さに惹きつけられると思うんだけどなぁ。

先生の1番大切なものが「お金」っていうのが、大人のリアルさでいいなぁ。これから先も毎回こんなギャグのノリで行くと思うじゃないですか。まさか泣いたり苦しんだりするようになるとは。息抜きのために見るアニメだと思ってた。この時は。ほんと。ぶっちゃけ推しが出ているにも関わらず、あんまり期待してなかったの申し訳ない。今ではとにかく大好き。毎回何が起こるのか楽しみで仕方ない。

アニメかどうか問題。ふだんアニメ見ない私から見てこれはアニメ。実写パートもドラマの文法じゃなくてアニメの文法で作られてるなって感じする。実写ドラマとして実写パートを差し出したら、全体的に大げさなつくりになってると思う。感覚で語ってるから異論は大いに認める。

 

実写があってアニメの世界に入って、っていう手法自体はとくに新しくないのかもしれないけれど、おもしろいことやろうって意気込みを持って作られているなと思います。第1話を見たらとりあえず第2話まで見て。

 

 

*1:ただし6話と12話は実写パートがほぼアドリブなのでアフレコではありません

今からでも間に合う「Dimensionハイスクール」

※ネタバレを一切考慮していません。※

 

みなさんこんにちは。今回のこれは視聴率が悪いとか、配信の再生数が伸びないとかそういうことじゃなくて、ただ単に感想をインターネット上に垂れ流す仲間が欲しい!というだけのダイマです。

 

今期のアニメでひときわ異彩を放つ作品「超次元革命アニメ Dimensionハイスクール」をみなさんご覧になったことがありますか?ない?え、じゃあとりあえず見てもらっていいですか?

 

見ないですよね。Dimensionハイスクール(公式略称:Dスク)とは、なんかしゃべる石がいて、高校生と先生が無理やり次元の壁を越えて2次元にされて、謎解きでスフィンクスと戦わされて、正解できないと魂抜かれるし、生き返っても1番大切な物を失ってしまうメリットゼロの状況に追い込まれてアレやコレやある実写とのハイブリッドなアニメです。アニメだって作ってる方が言い張ってるんだからアニメです。

どの辺の層に突き刺さるかというと「恐竜惑星」「ナノセイバー」「ジーンダイバー」を天才てれびくんで見ていたアラサーに突き刺さると思います。ていうか天才てれびくんで実写ドラマを見ていた層ならほぼ確実に突き刺さると思います。実写があるならアニメじゃないとか言わずに騙されたと思って2話まで見て。1話で切るのはちょっともったいない。

 

久々にアニメ見て驚いたんですけど、だいたい1話20分ちょっとで見られるんですよ。いま5話まで放送されたから120分あれば全部見られます。大丈夫、舞台1本見る時間より短い。すぐ終わる。仲間になろう。

120分も使っていられない人もいると思うので、だいたいのことは私が今から説明します。もうこれ読めば6話から普通に話に参加できるようになるから見よう。ちょっと長いけど120分よりは短い。

 

 

 

 おおまかなストーリーの流れ

 アバン(ナレーションで前回までのおさらい)

 OP…なんか飛ばせないのでついつい聞いちゃう

 実写パート(誰かと誰かがケンカするか、前回の出来事を受けて混乱している)

 しゃべる石の登場→2次元世界*1へ移動

 スフィンクスと謎解き対決

 2次元世界での出来事を受けての変化の確認

 ED…いつも変わらない飯とみそ汁 味わうたびにありがたみを知る

 次回予告

っていう感じでお約束が出来上がっています。いまのところ。毎回この流れに沿ってお話は進みます。そういう点では大きい変化はないので、各話での流れは読みやすいと思います。

 

舞台設定

実写パートは「次元高校」という高校の校舎内が95%くらい。黄川田くんのバイクが袖ヶ浦ナンバーだったので、その辺にあるんでしょう。ロケ地:勝浦だし。先生が副業をしているのでたぶん私立。あまり賢くなさそう。学ランしかうろついてないので男子校なんだと思う。

アニメパートは次元のはざまの空間にある教室。登場人物は自分がアニメになっていることを理解している。夢だと思いたい。集団幻覚。モーションキャプチャーで撮っているので、腕とかスカスカ抜ける。そういうお約束。仲間がそこで死んでいても触れることすらできない。つらい。全体的に白い未来っぽい作りの中に黒板と机とロッカーが異質。時計はなぜか常に13時。2次元だったり、2.2次元だったり、2.4次元だったりする。小数点以下の違いは視聴者にも石以外の登場人物にも分からない。

 

登場人物

番手を無視して説明しやすい順。

 

・次元の使者(CV.蒼井翔太)

今のところアバンとED前のナレーションしかお仕事がない。CVがCVなのでいつか顔出しするんじゃないかって疑われている。円盤2巻の特典ブロマイドに名前があるから100%顔出しすると思う。

 

・スプーディオ22世(CV.江口拓也)

しゃべる石。飛べる。本当はイケメンらしい。変身ヒロインものアニメにおけるマスコット的なあれ。便利なしゃべるペットキャラ。でも石。しっぽもないし、首がとれても大丈夫でもない。伝説に従って「選ばれし4人の勇者」を次元のはざまの教室に連れて行こうとするが、数を数えるのが下手なので3人だったり5人だったりする。自分では謎解きに参加してくれない。こいつを触ってしまったのが5人の運のツキだった。基本的に説明が足りない。スフィンクスの存在を感知して頭の毛が立つ。頭の毛と言ったか?

投げ捨ててもゴミに出しても帰ってくるので、5話でついに粉砕されて下水に流された(なのに6話の予告で天井に張り付くでっかい見慣れた顔。怖い)。

 

スフィンクス(CV.諏訪部順一)

倒すべき敵。破壊の魔神。「スフィンクス絶対のルール」に従って謎解きを強要してくる。3次元人がごちそう。食レポの上手い一族。現在3体が確認されている。食べた3次元人のエネルギーを使って次元の階段を昇っている。

スフィンクス・パラメソス(1~3話)…パラメソスは薬指の意。1番スフィンクスっぽいビジュアルをしている。なんか軽い。どもどもー。3話で水上くんに倒されたので、今は落ち込んで立ち上がれないでいる。立ちあがってるスフィンクスなんか見たことないけど。

スフィンクス・ディクティス(4~5話)…ディクティスは人差し指の意。迷彩柄。パラメソスのお兄ちゃん。比較的問題が簡単。

そして、6話の予告ではなんか緑色のスフィンクスが登場した。君は何指かな。

 

スフィンクス絶対のルールは重要なので覚えておきましょう。

スフィンクス絶対のルール

・問題に正解できたら解放する

・不正解なら美味しく食べられる

・不正解→正解の場合、食べられた人も元の世界に帰れる

・食べられた人は解放されても「1番大切なもの」を失う

 スフィンクスを1発正解で倒せると失ったものが返ってくるので、頑張って1問目で正解しよう。

 

・園芸部

屋と村。動きと喋りがめちゃくちゃアニメ。ちょいちょい可哀想。メインキャラクターでないのはこの2人だけ。存在がギャグ。

 

↓↓↓ここからメインキャラクター↓↓↓

名前にそれぞれ色が入っているのは、ただの「個性です」ってたけてぃーが言ってた。

 

・桃谷総司(染谷俊之)

人当りが良く評判も良い物理の先生。めっちゃくちゃ温厚そう。4人の補習担当。2次元世界を集団幻覚と言い張る現実主義。

1話で「授業のあいまを必死でぬってデイトレードで稼いだ100万円」を物語のジャブとして失い豹変する。金のことになると人間が変わる。やばい。なのに2話では不正解時に生徒の代わりに己を差し出そうとする。偉い。かと思いきや3話では水上くんからもらった賄賂の30万をノールックで数えるという教師としてあるまじき姿を見せる。賄賂をもらったのでスフィンクスを倒すための策を授ける。Good Luckじゃない。お金をもらったのでご機嫌である。1~2話は先生の顔芸を見るために見てくれてもかまわない。アニメになると髪がピンクになるのは嫌みたい。

5話現在、先生のお金が返ってきた描写はない。

まだ深く掘り下げられていないので謎が多い。あと、染谷さんが(禁則事項です)なのでドップラー効果のモノマネが下手。

 

・水上ゆりお(橋本祥平)

病弱でアニオタの陰キャらしいけど、読モやっててインスタ(instagraham)のフォロワー2万人いて、ブログの広告収入でそこそこ稼いでいる。不良の黄川田くんとは正反対のキャラだけど仲良し。

2話でスフィンクスに食べられて、解放されるも黄川田くんを失う。自分以外誰も黄川田くんの記憶がない中で必死に解決策を探り、先生に賄賂を贈って知恵を借り、謎解きの特訓に励み、見事に超難問に正解して黄川田くんを取り返す。

黄川田くんが留年するきっかけになったバイク事故の際にたまたま現場に通りかかり、応急処置して救急車呼んで燃えたバイクも消火してくれた。黄川田くん曰く「神様かと思った」「天使が来たと思った」命の恩人。ところが、その事故の原因を作ったのは水上くん本人。黄川田くんと仲良くなりたくてちょっとバイクにいたずらしたら大事になってしまったらしい。可愛い顔して1番狂ってる。戻ってきた黄川田くんに全部告白する。

粉砕されて流されたしゃべる石にバイバイって手を振っていた。かわいいけど怖い。4話では体調不良のため、5話では水上くんを守りたかった黄川田くんに突き飛ばされて謎解き不参加。撮影時のスケジュール事情を窺わせる。

 

・黄川田剛(財木琢磨)

不良のはずなんだけど、今のところ1番まともな気がする。バイト先の大学生があまりにも不真面目なのでボコった。バイク事故(全身打撲で出血多量のため死にかけた)のせいで1年留年している。ゆりおと一緒に卒業するって約束しているので補習には出てくる。体に鉄骨が入っているという噂。鉄骨タックルは分かるけど、鉄骨ダッシュってなんやねん。ペンケースやノートがどこに入ってるかも分からないくらいぺたんこの鞄。消しカスで練り消し作って投げる。授業が始まって秒で寝る。基本が脳筋なので謎解きではあまり役に立たない直感派。

3話で水上くんの尽力によって復活を遂げた後、水上くんに事故は自分の故意に因ると聞かされて混乱するも「ゆりおの1番大切なものは自分」「事故の時、本当に天使が来たと思った」「天使に火傷させちまった」「乗る前にバイクの点検をしなかった自分が悪い」などの理由からすべて許す。むしろ水上くんに嫌われてなかったと知って安堵する。水上くんが天使なら君は聖人だ。5話でもおかしくなった緑ヶ丘くんになんだかんだと付き合ってあげているので良いやつなんだと思う。

端的に言うと愛すべきバカ。

 

・白山純平(石井孝英)

この作品の主人公。緑ヶ丘くんとは幼馴染なんだけど、中学時代に同じ部活に入らなかった件でこじれている。仲直りしたい。厭世的というか達観しているというか。どうせバジルには虫がつく。趣味は園芸だけど園芸部には入ってない。黄川田くんには「ひらめきの天才」と言われている。

これといった強烈なキャラクターがないところが特徴だったが、5話でどMであることが発覚する。しかしスプーディオに対しては1番容赦がない。

プライドが高くてこそ緑ヶ丘流星だと思っているので、5話ではプライドを失った緑ヶ丘くんに耐えられず、謎解きを特訓し、一人でスフィンクスに立ち向かおうとする。なんだかんだあって水上くんを除く4人でスフィンクスと戦い、緑ヶ丘くんと力を合わせて正答にたどりつく。プライドを取り戻した緑ヶ丘くんに激しく罵られるも、めちゃくちゃ喜んでいた。良かったね。

 

・緑ヶ丘流星(大塚剛央)

学年1位だけど、桃谷先生が大好きだから補習を受けている。豹変した桃谷先生を見ても相変わらず大好きらしい。すごい。プライドの塊。常に上から目線。偉そう。普段から眼鏡をかけているにもかかわらず、2次元世界でメガネキャラであることに不満がある。中学入学時はまだ裸眼でTシャツの裾をジャージにインしていた。俺が誘ったのに同じ部活に入らない白山くんとは絶交だ!

謎解きではどちらかというと役に立たない組。話を横道に反らせていく方。

「テニスの殿下様」「壊れた殿下様」の異名を持つ。練習のし過ぎで手首を壊して再起が叶わなかった。(これを財木さんに言わせるの狙いすぎでは)白山くんによれば現在も後遺症が残っていて生活にも支障が出るレベルの様子。

4話でスフィンクスに食べられてプライドを失い、コロコロコミックのギャグ漫画に出てくる小学生みたいになる。ひどい。5話でトリケラトプスのお人形で遊んでるところとか最高にヤバい。

プライドを失った緑ヶ丘くんはラケットとボールを持って一緒にテニスしようよ!って迫ってくる。本当はテニスしたいって気持ちをプライドが邪魔して言えないんだと思うとしんどい。新必殺技も開発した。名づけて「殿下無限ゾーン」。それほぼ手○ゾーンや。目の前の黄色はもう使えるぞ。『油断させていこう』

無事にスフィンクスを倒してプライドを取り戻したが、この間の記憶が全てあるため恥ずかしすぎて更に白山くんに八つ当たりだ。他の3人からはどSとの評価をもらう。

 

 

なんだかやばい長さになってきたのでとりあえずここまでにします。

初回放送はMXで木曜夜22時から。同時刻にGyaoで配信されます。

BS放送はBSフジにて日曜深夜25時から。

Dアニメでは全話配信中。

ニコニコ映えするアニメなので最新話はニコニコ動画で見るのもあり。

日曜夜22時からはニコ生もあります。

その他にも配信されているサイトが多いので公式ページでご確認を。

 

読んでもわけわからなかったですよね。

私も書いててわからないですもん。

 

百聞は一見に如かず。ためしに1度ご覧ください。

俺たちの次元を超えた戦いはこれからだ!!

 

dimension-hs.com

*1:正確には違うけどめんどくさいからそういうことにする

DIVE!! The STAGE!! ~蛇足

DIVE!! The STAGE!! 全18公演が無事に誰もケガすることなく、お腹を壊すこともなく、はみ出すこともなく終了しました。大千秋楽の客席はポツポツと空席はあるものの最後列までサイドブロックにもお客様が入っていました。私が望んだ景色であり、キャストやスタッフさんが願った景色であり、多くのキャストのファンが奔走して手に入れた景色でもあると思います。

 

本当にみなさま、おつかれさまでした。

 

きっとみんな推しの申し訳なさそうにお願いする姿を、空席を確認して悲しそうな顔をするのを見たくなくて、笑顔が見たくて、力を尽くされたと思います。良い景色でしたね。私もとても嬉しかったです。杉江くんの挨拶を聞いていたらもらい泣きしそうでした。

 

約3週間、本当に楽しかったし、本当に苦しかったし、本当にしんどかったです。ダイ舞を見るのはすごく楽しいのに、物理的に既に持っていたチケット以上に通うことは出来ず、ふらっと劇場に行ける距離に住んでいる友達もほとんどいない。だから「ワンタップ宣伝ツールを」と最初の記事を書きました。私が普通に知り合いに声をかけたり、ツイートしたりする以上に推しの力になれたのかもしれない、ってほんの少しだけ思っています。

 

ただ、千秋楽のカーテンコールの挨拶で、あの記事にいいねしてきたおっさんの挨拶を聞きながら、「なんか勘違いしてないか?」とふつふつと怒りがわいてきてしまったので、本音をぶちまけさせてください。こんなブログ書いてきたんだから中の人間なんか出てこない方がいい。分かってます。でもかっこ悪くても馬鹿でもなんでも、書かずにはいられないんです。

 

これまで書いてきた「舞台が素晴らしいから見てほしい」という気持ちに今も嘘偽りはありません。*1私が文句を言いたいのは、基本的に、その舞台の外でのことです。

 

 

まず、チケットの売り方。主演を発表して最速先行。これはまだ分かる。その後も数人発表しては先行を繰り返し、ネット配信をしたから記念に先行を複数回やって、1番意味不明だったのは夏コミ会場でチケット販売。誰が買うんだ。買った人いたけど、それは特典を手に入れるために夏コミ会場にチケットを買いに行った人で、たまたま夏コミ会場で見かけてチケット買った人じゃないよね?配信特典付きチケットの申し込みURLはそれぞれ1度ツイートしただけだよね?特典写真はどちらも1度もネットに載せなかったよね?私もたまたまtwitterに写真載せてる人を見つけなかったら買い増ししなかったと思うよ。先行抽選も実は10公演分以上落ちてる。あんなにガラガラだったのに。わけがわからない。あとプレミアムシート。前も書いたけど、前方席保証って実は公式サイトには書いてない。グッズ付とだけ。前方かどうかはオタクにとっては重要な情報。ちなみに同じ制作のクジ砂はグッズ*2付いてても2階席とか最後方とか普通にあった。ついでに手元にある人は分かってくれると思うけど、特典でもらえる写真、メインの3人が全然見えない。お前なめとんのかって思った。

 

続いて物販。まずみんな大好き個ブロ。大阪では微妙に改善されてたけど、会場ロビーの(物販の窓口からは見えない位置に張り出されてた)紙と、スタッフさんが写真を抜き出すケースには個人ごとにABCが振られているのに、購入者にはそれが分からないから大混乱問題。大阪入ってやたら売切れてたのはなんで?どうせ通販するならいっぱい刷っておけ。ランブロが2枚1組なのは諦めた。途中からいきなりトレード禁止って言い出したのは売り上げがヤバかったんじゃないかと思ってる。私も最低枚数で18枚揃った。よく混ざってたことだけは褒めたい。でも推しの肌色写真ばっかり5枚もいらないから、本当は。ビニールバッグにマグボトル。秋だぞ?ビーチサンダル。今何月か分かってんのか。勢いで数百個作っちゃった☆じゃねぇ。最初の週末が終わって10個しか売れてなかったらしくて、ここからカテコの挨拶に「宣伝のお願い」の他に「物販購入のお願い」が追加されます。誰が推しの顔踏まなきゃいけないビーサンなんか欲しいか。

会場に行くまでにアニメ関連のグッズ売ってるの知ってた人ー?私はお友達にちらっと聞いていましたが、思ってた以上に種類がありました。公式は全然宣伝しませんでしたが、公式アカウントではない出資者であるDMMの社員さん(後述します)がせっせと宣伝してくれていました。牧島くん・要一くんファンのみなさま、ハニーちゃん*3は手に入れられましたでしょうか。かわいいです。

 

制作が真正の馬鹿という点に置いて特筆しておきたいことがある。スケジュール担当はカレンダーぐらい確認してほしい。大千秋楽の次の日が祝日っておかしくない?秋分の日の振り替え休日も休演日だったよね?月曜日だから休演日にしちゃったんだよね。*4あほか。これで私たちは貴重な4公演を失いました。返せ。

 

はい次、アンケート。面倒だからちょっと実物を見てほしい。

見事なまでに制作が欲しい情報は入力できるが、オタクが伝えたい情報は入力できない。自由コメント欄のあの形状で誰が長文を記入しようと思うだろうか。ちなみに、最後に送信する前に回答を確認することは出来ないから気を付けてほしい。いくつか複数回答可の質問もあるが、複数回答可なのに2つ目の選択肢を選ぶと1つ目のチェックマークが外れる。馬鹿か。馬鹿なのか。全18公演なのに観劇回数の最大値が14なのも納得がいかない。私はもうめんどくさいので、このブログのURLでも貼り続けようかと思っている。

 

最大の問題児、公式ツイッターチケット売る気あった?

稽古中も公演中も出演者のツイートのRTだけはマメにしてくれていたが、その情報でチケットを買おうとする人間はいない。既に見に行く予定でフォローしている人間が欲しいのは、公式アカウントだけが提供してくれるものだ。稽古の様子、楽屋の様子、舞台写真、裏話。そういうものだ。最後の2日になってちょっとやる気を見せても遅すぎる。

当日の14時を回ってから「今日の公演は19時で当日券もあります」という内容のツイートをしても、それを見て「じゃあ行こうかな」となる社会人など存在しない。お昼休みは終わっているし、終業後の予定を立てるには遅すぎる。

東京公演と大阪公演の間に至っては台風払い戻しのお知らせがあっただけで、東京公演終了の御礼も大阪公演のご案内もなかった。RTすらせずに沈黙を保っていた。正気だろうか。大阪初回公演のあの空席の広さを私は絶対に忘れない。

「気になってたけど、もう始まってたんだ」という意見を目にした時の私の脱力感を君に教えてあげたい。何も届いていない。興味を持っていた人にすら情報が届いていない。つまり君は、仕事をしていない。

 

私が公式から欲しかった情報やアナウンスはすべて、DMM PiCTURESの社員さんのアカウントがくれた。なぜOffice ENDLESSにはこれができない?ロビーで関係者だろう相手とニコニコ談笑しているENDLESSのスタッフさんを見るたびに腹が立った。*5ファンは座席を埋めるためにせっせと通っていた。顔を覚えられていないと思ったら大間違いだ。

 

 

 

 

 

 

 舞台の上に不満はないような書き方をしてきましたが、一つだけ。公演が終盤になるにつれて、パフォーマーキャストが何か勘違いを始めたようなのは気になった。確かに彼らはすごい。体も張っている。だからと言って

・すでに転換のための時間が終わり、キャストが台詞を喋っているのに大きな音を立ててアクロバットを披露しだしたのはなぜ?

・転換中の装置の上で逆立ちをする意味は?

・なぜ転換の後のハケでわざわざジャージをひきずりおろしてブーメランパンツを見せる?

どれも芝居の邪魔をしていることになぜ気づかない?なぜ誰も止めない?それから

・なんでツイートをいいねしただけでフォローしてくるの?

・なんで上演時間真っ最中なのにRTしたりリプ返したりしてるの?

残念です。

 

 

このように、舞台の外は残念なことだらけでした。*6でもそれは舞台の上では関係がないから、多くの人に見て欲しいと思える舞台だったから、そして何より推しに笑ってほしかったから、劇場に足を運んだキャストのファンはせっせと広報活動*7をしたのだと思います。そしてあの結果につながりました。いい作品を作っていれば客が入るわけではありません。いい作品だからそのうちクチコミで埋まるようになるだろうと思ったら大間違いです。これは、本当に多くのキャストのファンが、必死で宣伝して、必死で説得して、とにかく必死で埋めようとした結果です。

 

再演?馬鹿なことを言わないで欲しい。私はあそこで拍手できませんでした。私が誰のファンなのか、もうバレバレだと思いますが、同じように「初日はガラガラだったけど千秋楽にはクチコミでたくさんのお客様が」で再演された作品の記憶もまだ生々しい。あれも舞台の外では何ひとつ良い思い出がありません。

ダイ舞はいい作品でした。いい舞台でした。出来ることならまだまだもっと見たかった。でも、客入りをすべて観客任せにしてこれといった努力をしないのであれば、再演なんて要らない。もし再演されるというのなら今度は、ただ自分の分だけのチケットを取って、終演後にお友達と楽しく話して、それで終わり。もう何もしない。そう決めました。

 

これでもう、推しが大ケガをする心配もなく、今日の客入りを心配する必要もなく日々を過ごせます。

 

何度も繰り返しになりますが、みなさま本当にお疲れ様でした。

 

 

 

 

 

*1:だから円盤買ってください。ディレイ配信でもいいです。

*2:なかなか偏りがあるいう噂のランダムアクキーのために各公演2枚ずつ付いてくるクリアファイルが山のようにたまった。使っている人を見たら優しくして欲しい。

*3:アニメオリジナルキャラクター

*4:私の思い込みなら良かったが、キャストが偉い人に確認済み。

*5:1010の頃、招待で連れられてきたとおぼしきお子様がプレボ漁って遊んでる時も割と近くにいた。

*6:書洩らしているものや、私が気づかなかったものもまだあると思う。

*7:広報とか宣伝とかマネージャーとか言えば聞こえはいいけど、実態としてどれだけの人が全額または一部を負担したチケットを友達の手に握らせて劇場へ引っ張ってきたことか。

DIVE!! The STAGE!! ~大阪公演に向けて

これで最後、と言った後に出てくる恥ずかしさは重々承知の上で、今週末の大阪公演に向けてもう1度、お願いに参りました。

 

 

DIVE!! The STAGE!!東京公演が終了しました。

座長の運動神経がとんでもないということが証明された以外は目立つアクシデントもなく、誰も大きなけがをすることもなく千秋楽が迎えられたことをとても嬉しく思います。

 

こんなブログをたくさんの方が読んでくださって、RTしてくださったり、いいねしてくださったりして、ありがとうございました。この作品を良いと思って、もっと見てもらいたいと思ってるのは私だけじゃなかったんだなって嬉しかったです。その日の終演時間が過ぎるとRTが増えていて、自分が見に行けない日でもいい公演だったんだなって知ることが出来ました。本当に、ありがとうございました。

 

 

キャストのお芝居は日を追うごとに研ぎ澄まされていき、呼応するように客席も埋まっていき、千秋楽は2階席にもお客さんがいて、カーテンコールのキャストの顔はとても幸せそうでした。めでたし、めでたし。

 

と、いけばいいんですが、今週末は大阪公演です。東京公演に引き続き、ほかの作品と日程が競合しています。さらにいえば会場の森ノ宮ピロティホールの客席数は1000超、シアター1010の1階席の約2倍です。1度嬉しそうな顔を見てしまったらもう曇らせたくないのに、やっぱりoffice ENDLESSからのアピールは弱い。相変わらずキャストと客に丸投げです。東京公演終了のお礼も大阪公演のご案内もない。*1ただいい加減そろそろ、私も何を伝えればいいのかよく分からなくなってきたので、気になってきた人へのもう一押しとして、実はちゃんと出ている公式のコンテンツを紹介したいと思います。

 

プロモーションは雑ですが、実は稽古初日からずっとメディアは入っていました。

 飛び込み稽古の様子もこちらで見ることができます。

 

記者会見までやる気合の入れっぷり。その前後には(平日のお昼とかいう学生も社会人も見られないような時間ですが)チケットをさらに売るための配信もありました。

 ちなみに、この配信を見てチケットを買うと当日参加していたキャストの集合写真が付いてきます。まだ買えます。公演の3日前まで購入できます。なんなら千秋楽のプレミアム以外は売れ残っています。買ってください。

https://ticket.pia.jp/piasp/sp/dive/dive18k-sp.jsp

 

公式もPRのためにいくつか動画を作りましたが、RT数を見ていると切ないばかりです。

CM 

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キャストコメント

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舞台映像

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実際の舞台の映像が見たい方にはゲネの動画もあります。ここからさらに舞台は良くなっています。

2.5News

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エンタステージ

www.youtube.com

 

もっと気合の入った動画コンテンツもあります。360chさんで現在も随時更新されている360°動画です。現在のラインナップ*2

・顔合わせ

・本読み

・意気込み

・記者会見(全編)

・円陣トーク 前編/後編

いわゆる推し定点が出来ますので良かったらこちらから見てみてください。

 

ここまで貼ってきて、これのどこが新しく「じゃあ見に行こうかな」というお客さんの獲得に役立つのだ?という気持ちになってきました。虚しいです。

 

 

原作は元々は全4冊のジュブナイルヤングアダルト?小説です。上演時間は2時間と少しなので、かなり力技でまとめてある部分もありますが、原作を損なわず、余計なものを足さず、ほんとうに良い舞台化になったと思います。2000年のシドニーから2020年の東京へ、20年の歳月が競技ルールを変えて辻褄を合わせるために分かりにくい部分もありますが、原作ファンとして胸を張って原作ファンにオススメできます。

派手さはありませんが、美しさとエネルギーがあります。

 

 

今から取ったら後ろの席しかないんでしょ?と思っている方もいらっしゃると思います。プレミアム席はおまけつきで10列以内確定です。余ってます。

東京公演終盤になってやっと1階席後方に座ることが出来ましたが、正直この作品は前方で観る用に作られてないと気付きました。舞台装置に高さがあるので、離れたほうが見やすいです。照明がすごく綺麗でした。高い位置での芝居も多いので、それもストレスなく見ることができます。後方席も良いと思います。

 よく分からないのにこの金額出すのはちょっと、わかります。譲渡検索です。もうかなり安くなってきています。良席では?というところもあります。

 

土曜の公演には終演後のキャストによるお見送りもあります。

10/6()13:00 杉江大志/高橋健介/西野太盛

10/6()18:00 納谷健/牧島輝/財木琢磨

 

作品自体は本当に良いものです。何度見ても飽きることもなく、また見たい、できるならずっと見ていたいって私は思います。初日が明けてから、カーテンコールの挨拶でさえ、キャストさんの口から出るのは作品や役に対する思い入れや裏話ではなく、客入りの話ばかり。もっと見て欲しい、宣伝して欲しい。必ず言えと言われてるんだと思います。

ファンとしてはやっぱり、推しが良い仕事してればたくさんの人に見て欲しいし、推しが頼んでくるなら応えたい。タグ検索すれば熱い思いを感じます。みんなSNSだけでなく、現実でも相当声をかけてると思います。自分の分以上にチケット代を払って座ってもらってる人もいるんじゃないかな。それに対して公式アカウントは「当日券あるよ」と当日午後にツイートするだけ。

正直に言えば、私もoffice ENDLESSはどちらかというと嫌いな制作です。宣伝するのもぶっちゃけ癪です。ただ、それをひっくり返すくらい上演されているこの舞台は良いんです。この作品に派手さはありません。豪華な衣装もありません。分かりやすい売りもない。映像を使ってない?見る方としてはそんなことどうでもいいです。本当に、ただ、嘘のない芝居があるだけです。

 

1度でいいから、何が理由でもいいから、見てください。

見に来てください。

もうそれだけです。

 

よろしくお願いします。

 

officeendless.com

 

 

*1:まさか大阪公演初日まで何の動きもないとは思いませんでした。

*2:最終的にはゲネ前の囲み取材とゲネ動画が追加されました。