褒めるのはむずかしい、というはなし。

高みに登って行くのを見ていたい、という俳優さんがいます。

いわゆる「推し」というやつなのかもしれません。定義が曖昧ですが。

彼は今、絶好調です。

 

twitterで彼の名前を検索すれば、たくさんのお褒めの言葉が目に入ります。

見た人も、まだ見てない人も。

褒められれば素直に嬉しい。

貶している人もいるのかもしれないけれど、視界に入ってこなければ無いも同じ。

技術的なことも、ファンサ的なことも、

やろうとしていることが全て受け入れられている。なんて幸せなんだろう。

 

その中で1つだけ、悲しくなるというか残念に思うことがあります。

 

「●●くんが~~できるのは前に○○役をやっていたから当然」

「●●くんのファンサがいいのは△△役に選ばれていたくらいだから当然」

 

2.5次元と呼ばれるジャンルでお仕事を続ける以上、仕方がないのかもしれない。

書いている人はきっと褒め言葉として書いているんだと思う。

ただなんとなく、この種の感想を見るたびに彼の努力が無視されたように感じてしまう。

 

確かにね、表面の表面のところで、過去の役と共通するところがあるように見える役だよ。でも、まったく違う人間だよ。

 

~~できるのは、彼ができない悔しさを隠さずにぶつかって努力できる人だから。

ファンサがいいのは、彼が丹念に役を研究した結果。

過去の役のおかげじゃない。

今の彼の力なのに。

今の彼がボロボロになりながら作ってきたものなのに。

そこは見てもらえないのか。

 

苦労したと言わない人。

努力の様子を見せない人。

けれど、苦労も努力もたくさん重ねる人。

 

だから見ていたいと思った人。

 

当然なんかない。

 

褒めてもらえて嬉しい。だからキャラクターではない「彼」のことも知ってほしい。

「彼」を見てほしい。そして「彼」を褒めてほしい。

 

わがままだなぁ。