DIVE!! The STAGE!! ~キャストのファンが劇場に通うために

そもそもが「有名作品に出てる俳優を何人か集めとけば客は来るだろ」的なやる気のないプロモーションを繰り広げてきたダイ舞なので、俳優のファンに向かって私もダイマします。

 

 

昨日のブログを読んでいただいた方、ありがとうございます。まだ販促が足りない気がしたので昼間から更新です。

まだ手元にチケットのない方にも見て欲しいのはやまやまですが、それがムリならチケットの枚数を増やしてもらうしかない。推しが出ている舞台でも、どんな作品か分からなかったら通うのは難しいですよね。私も某刀剣乱舞は何十公演もあったのに原作ミリしらなので3公演+ライビュしか行きませんでした。そんなもんです。

 

 

公式からアナウンスされている俳優ファンチケット増やして販促は

アフタートークショー

  今日です。9月25日火曜日、今日です。杉江大志くんと名塚佳織さんとアニメで杉江くんと同じ役だった声優さんのトークショーです。正直に言うと、声優さんのファンの方が10数分の為に安くないチケット代を払って来て下さるという発想が私には出来ないので、杉江くんのファン狙いかと思います。

お見送り

 噂によると水着に上ジャージ羽織っただけで並んでるらしいです。舞台上ならば必然性がありますが、お見送りなのになんで?って感じです。仕方ない、ライバルダイバーの衣装にはそもそも下ジャージないですからね。推しの筋肉を生で間近で見られる数少ないチャンスです。活用しなくてどうする。

 

どこにも出ていない情報としては、カーテンコールで1人ひと言挨拶があります

3公演目までは香盤順に来たのに4公演目以降、名塚さん→唐橋充さん→光宣さんと大人キャストが続きました。これはもうどう考えても客入りの悪い平日に、「この公演で推しが挨拶するかもしれないから入っておきたい」というファン狙いの変更に違いない。この挨拶の時間、毎公演最後は座長・納谷健くんの宣伝してねまた来てねという話で締めくくられるので、最後の最後に胃が痛い思いをすることになります。

 

 

そういう露骨な販促もアリですが、舞台に通うのならば作品中の見どころが知りたいと思うタイプの方もいらっしゃると思います。推しが出てない時は何を見ればいいのか、というタイプの方もいらっしゃると思います。ここから下はそういう方に向かって、それぞれの俳優さんの見どころを書きます。ちょっとではなくネタバレしてる可能性があります。ごめんなさい。

 

パフォーマーキャスト

彼らに1番光が当たるのは前説のルールの説明です。なんかすごいので惜しみない拍手を送ってください。特に第6群の演技が成功した時。第6群とか私が1億回生まれ変わっても無理です。

彼らはとにかく身体を張っています。主な役割は装置の転換と飛び込みのイメージです。飛び込みのイメージは前のブログに書いた通りです。怪我しませんように。装置が大きくて重たいのでたまに遠心力でふっとばされていることがあります。転換の出ハケで演技をしているんですが、どうも設定がそれぞれにあるようです。注目してみてください。

私は推しがやたら飛ぶので、転換の時にきちんとストッパーをかけているのかついつい確認してしまいます。ストッパーかけてても飛ぶ瞬間にすごいグラつくから怖い。

 

・前原一朗役 光宣さん

いわゆる連盟の会長さんです。全体の中盤以降に出てくるので難しい役だと思います。試合中はそれぞれに物語があるので推しに注目してる方が多いと思いますが、やはり細かく演技されてるので、余裕があったら見てください。事前情報では悪評高い会長ですが、見た目に反して飛び込み界の未来を真剣に考えるかっこいい大人です。

光宣さんも会長と同じように若い俳優たちのことをあたたかく見守って下さってるみたいです。休演日前にシャンパン差し入れとかかっこいい!

 

・西川恭子役 藤岡沙也香さん

飛沫くんが故郷に残してきた年上の彼女です。原作を読まれた財木さんのファンの方の中には心配されている方もいるかもしれませんが、夏の間に飛沫くんが津軽で何やってたかは全く描かれていないので安心して下さい。

恭子ちゃんが飛沫くんのことが好きなのが痛いほど伝わってくるんです。本当はたぶんずっとそばにいて暮らしていける未来を望んでいるのかもしれないけど、彼女はそれを選ばずに飛沫くんの背中を押してくれます。ふたりで映像を見てるシーンから先が私はたまらなく好きです。見るものの多い場面ですが、何度も通うならば是非1度注目して見ていて欲しいです。

 

・野村未羽役 大島涼花さん

この作品のヒロインです。ヒロインなんですが、基本的にスポーツ馬鹿だらけの話なので出番は多くありません。多くないけれど、彼女は主人公にとって重要なポジションにいます。走り方がすごくどんくさそうで可愛いです。男どもが全身のラインをさらけ出している中でセーラー服なのでぷくぷくして見えるのがもったいなくもあり、たまらなくもあり。未羽ちゃんは等身大の普通の中学生の女の子ですが、物語の中での変化と成長がしっかり感じられます。

 

・坂井弘也役 廣野凌大さん

主人公の双子ではない同学年の弟。序盤はセリフ無しでのお芝居が続きますが、彼の考えていることは手に取るようにわかります。

主人公にとって彼が「選ばなかったもうひとつ」であるように、彼にとっても主人公は「選ばなかったもうひとつ」なんだと思います。代表選の最中に弘也が投げかける言葉は原作では未羽の言葉だったと思うんですが、舞台では弘也のセリフで良かったなって思います。すごく突き刺さります。

 

辻利彦役 西野太盛さん

劇中でセコいと言われる辻くん、つまりは堅実なのですがそれだけにしどころが難しい役だなって思います。でもちゃんと記憶に残るんですよね。誰かが派手なことをしても、その戦略を否定されても彼は堅実にいくことを選ぶ。その意思の強さをしっかりと感じられるお芝居です。

 

・松野清孝役 瀬戸祐介さん

テニプリの地味sと同様に地味であるというキャラ付が非常においしいです。地味であることを全力で活かしています。前説でも試合シーンでもいいですが、メインの後ろでちょこちょこと地味である苦悩を表現しています。是非、見てください。

 

・平山二郎役 宮城紘大さん

炎のジローの名に恥じぬ熱演です。最初からクライマックスです。最初というのは前説のことです。気合が入りすぎて声がひっくり返っていた公演もありましたが、熱い男です。炎のジロー、出てくるだけで温度が2~3℃上がる気がします。

 

・山田篤彦役 安達勇人さん

ピンキー山田。とりあえず安達さんのファンの方は通ったらいいと思います。ピンキーの出番はなんなら原作より多いです。彼が出てくるとみんな大喜びです。じゃあギャグ担当かというとそうではなく、終盤の代表選の彼のシーンはやっぱりピンキー山田も1人のアスリートだったんだな、という矜持を感じられる非常に良いシーンになっています。あれは絶対に見るべきです。

なお、物販の各公演2枚限定の安達さんの顔面がプリントされたピンクのボクサーパンツは先着順かと思っていましたが、どうやら抽選制になっているようです。アナウンス無かった気がします。

 

・富士谷敬介役 唐橋充さん

どうみても唐橋充という役者のビジュアルの無駄遣いですが、めったに見られるものではないので、これはこれでいいと思います。

指導者であり、父である。それゆえに悩みを抱えています。指導者として、MDCの5人に言葉をかけている時の厳しさと優しさと温かさのある声、たまりません。でも何よりやっぱり、代表選で要一が飛ぶ前の親子の会話と、指導者であることをかなぐり捨ててただの父親として放ったあの言葉はどうしても聞いてほしいのです。

 

・麻木夏陽子役 名塚佳織さん

彼女がいなければ何も始まらない、それが麻木コーチです。物語を動かすのはだいたい彼女です。少年たちに発破をかける場面が多いので、長い台詞をまくし立てることになりますが凄く聞き取りやすい。土曜日はかなりお疲れのご様子でしたが、それでも何言ってるか分からないとか、耳に入ってこないということはありませんでした。

少年たちには強気にふるまう彼女も実際は悩める一人の人間で、迷ったり戸惑ったり恐れたり。物凄く人間らしい面を見せてきます。そこが好きです。

 

 

 

MDCの5人についても書きたいんですが、それを書いていると今日の夜公演を見てもらうのに間に合わないので、また別の記事で書きます。

なんか真面目な見どころばかり書いていますが、

・Aくんの背骨のくぼみ

・Bくんの肋骨

・Cくんのおへそ

・Dくんのハンコ注射の痕

・Eくんの水着とお尻の間にできる隙間

・Fくんの鎖骨

とかをオペラグラスでガン見していることもあります。楽しみ方は多種多様いくらでもあります。それが動機でもいいと思うんです。

 

見たことのない人に1度見てもらうためのハードルの高さは分かっています。

原作ファンではない俳優のファンに何度も通ってもらう難しさも。

でも、見てもらいたい。そう思ってブログを書きました。

どうかよろしくお願いします。