DIVE!! The STAGE!! ~キャストのファンが劇場に通うために 2

そんなこんなしていたら、リピーター特典の納谷くんの写真の数が増えていました。アンケートで殴ったファンの皆様、おめでとうございます。ライバルダイバーのお写真も増えましたね。おめでとうございます。でも、土日マチソワされた方の中には既に他の写真と引き換えた方もいらっしゃったのでは?と少し心配です。

 

引き続き、MDCのダイバーたちの見てほしいところを書いていきたいと思います。ネタバレになっているかと思います。よろしくお願いします。

 

 

・丸山レイジ役 高橋健介さん

見せ場は終盤に集約されますが、私は練習風景の時の彼の柔軟する姿がなんか好きです。言葉でうまく説明できないので見てもらえば分かると思うんですが、円盤に映っているかどうかで言うと、たぶん入ってないと思います。レイジくんはジャージの前ファスナーをしめるタイプの男なので腹筋を拝める時間は短いです。見逃さないでください。

レイジくんの見せ場と言えば代表戦のあの1本だと思いますが、私が見てほしいのはその後の袖から駆けてきて知季とタッチするところです。それまでのレイジくんとは全く違う、新しいレイジくんを焼きつけてください。

あとはやっぱり高橋健介なので、ちょっとした一言、みたいなセリフが最高です。その一言の場面での役割をしっかりと果たしていきます。

 

・大広陵役 杉江大志さん

後半の私服姿の脚が細すぎて我が目を疑う。

要一くんとの場面も推したいですが、私が好きなのは原作の幸也の役割を与えられた代表戦・レイジのあの1本の後の表情の輝きです。中2トリオはやっぱり、お互いに特別な存在だったんだと思います。

知季に対して感情を爆発させるところも。あのほっそい体のどこにあれだけのエネルギーが詰まってるんだろう。

トリオの中では実年齢少しお兄さんですが、まったく違和感はありません。

 

ストーリーの展開を知ってるとOPでトリオが揃ったところでなんかぐっとくるんですよね。これも選ばれなかったもう一つなのかもしれません。

 

・沖津飛沫役 財木琢磨さん

きれいな体なんでまずそれを見てほしい。それからマニアックなんですけど、津軽での場面では足の指がよく感情を現しているので視界に入ったら注目してください。あと、ちょいちょい本当は腰が痛いということが表現されています。

色んな要素が詰め込まれているキャラなので見てほしいところを絞るのは難しいんですが、やっぱり津軽の一連なんじゃないかと思います。高校2年生の未完成の男の子なんですよね。私はまさか飛沫くんがあそこで涙を拭うとは想像してませんでした。次々と変わっていく表情があまりにも雄弁です。余談ですが、津軽で知季と要一くんにいじわるするところ、要一くんの扱いだけ微妙に変わります。4公演見て3パターンありました。注目してください。

この人芝居上手いなって思ったところが何回かあって、「笑うところですよ」っていう場面で特にそういうトーンで芝居しないところがいいです。あとは最後のあの名台詞。あそこ最高だと思うんですよね。大好きです。

 

・富士谷要一役 牧島輝さん

マキシマムもいい体してるんで見てください。あの肌の白さも1回肉眼で見た方がいい。前半の余裕と自信を見せつけてくる要一くんはかっこよくてサイコーなんですが、彼はやっぱり後半ですね。

陵との会話で自分を取り戻していくところも良いですが、やっぱり直談判だと思います。舞台上には2人いますが、あの決して短くない時間、劇場中のすべての人間を惹きつける芝居をぜひ劇場であの空気ごと感じて欲しいです。

それから代表戦は常に名場面です。中でも最後の1本に至る流れは素晴らしいと思います。彼が常にどれだけの物を背負って戦ってきたのか、っていう話ですよ。

一方でピンキーが絡んできたときや津軽なんかで見せるすんごい普通の高2のところとのギャップがいいなって思います。

それから水着で階段を上っていく時のお尻がたまらんので見てください。

 

・坂井知季役 納谷健さん

納谷健はすごい。

不安定さも真っ直ぐさもとにかく中2。成人してるとは感じさせない。褒めてる。

身体性でいうと、アップしてるだけでもうなんか全然違うのがよく分かる。脚をぐいんぐいんってあげるやつ、あれすごい。飛び込んだ後もくるくる回るので回転数多く見える。なんだあの身体能力。

物語の中での変化がすごくハッキリと見て取れるのが見ていて楽しいです。覚悟を決めた後はずっとキラキラとしてるんですよ。ある意味ですごい無邪気のような。

主人公だからどこか1つの場面をあげるのが難しいくらい色々あって、だから私がオススメするのは「普通の男の子」と「アスリート」のその2つの側面がすごくシームレスに内在してる部分を演じきってる納谷健。ということになります。

褒め過ぎだと思いますか?確かめに行ってください。

 

 

とにかくキャストは一切の手抜きなしに、作品にもアクションにも向かっています。これが届かないことが悔しいです。

 

 

ついでに物販の話をします。公式サイトではオリジナルグッズだけが紹介されていますが、他に

・原作の文庫本

・アニメのコミカライズコミック

・アニメで飛沫くんが着てるTシャツ(お魚・津軽海峡・断崖絶壁)

・要一くんのリュックについてるハニー(はにわ)のキーホルダー

なんかが買えます。よろしければ是非。

 

BD/DVDも会場予約できます。これも公式サイトにない部分だけ書くと

・配送か店舗受け取りが選べます

・配送の場合は、全額+送料の代引きのみです。

・店舗受取の場合、内金はBD/DVDどちらも3000円です

アニメイト特典(舞台写真)が付きます

・リリイベは発売よりも前になる可能性があります。確定している登壇者は納谷くんのみです。*1

 

 

 

 

原作が好きです。私の持っている文庫本は表紙が林遣都くんなので実写映画化の頃のものです。何度も読んだ大好きな作品です。それが舞台化する、どうやって?ってわくわくしました。

いつ行こうかな?って思ってたら推しの出演が決まりました。何回行こうかなって思いました。12回、私はもうこれ以上増やすことはできません。

3連休中日の日曜のお昼、前説始まってすこし振り向いたらガラガラとかスカスカとかでは本当は足りないくらいの光景が広がっていました。それでも、舞台上には一生懸命に演じる俳優がいて、あの原作を上手く2時間にまとめた原作ファンとして満足できる作品に仕上がっていて、もしかしたら少しずつ観客が増えるのかもしれないと期待しました。

同日某氏がなぜ月曜が休演日なのかをバラしました。愕然としました。これはもう、制作に任せていてはどうにもならない、という焦りからこの3つの記事を書きました。思ったよりもたくさんの方に読んでいただけました。ありがとうございます。

客席を埋めるのは俳優の仕事でもファンの仕事でもなく、制作の仕事だと思います。大好きな作品を、大好きな俳優さんをこんな風に扱われて腹が立っていないわけではないです。でも、それでも、出来上がった公演は良いものでした。

 

劇場へ行くかどうか、というのは誰にも強制できません。でも、もし、少しでも行ってみようかなって思って下さったら、絶対に絶対に後悔することはありませんから、足を運んでもらえたら、と思います。

 

当日券は各公演の1時間15分前から販売されます。定価以下で見ることも難しくないと思います。

 

どうか、よろしくお願いします。

 

officeendless.com

*1:申し込みは10/14(日)までですので、お忘れなく

DIVE!! The STAGE!! ~キャストのファンが劇場に通うために

そもそもが「有名作品に出てる俳優を何人か集めとけば客は来るだろ」的なやる気のないプロモーションを繰り広げてきたダイ舞なので、俳優のファンに向かって私もダイマします。

 

 

昨日のブログを読んでいただいた方、ありがとうございます。まだ販促が足りない気がしたので昼間から更新です。

まだ手元にチケットのない方にも見て欲しいのはやまやまですが、それがムリならチケットの枚数を増やしてもらうしかない。推しが出ている舞台でも、どんな作品か分からなかったら通うのは難しいですよね。私も某刀剣乱舞は何十公演もあったのに原作ミリしらなので3公演+ライビュしか行きませんでした。そんなもんです。

 

 

公式からアナウンスされている俳優ファンチケット増やして販促は

アフタートークショー

  今日です。9月25日火曜日、今日です。杉江大志くんと名塚佳織さんとアニメで杉江くんと同じ役だった声優さんのトークショーです。正直に言うと、声優さんのファンの方が10数分の為に安くないチケット代を払って来て下さるという発想が私には出来ないので、杉江くんのファン狙いかと思います。

お見送り

 噂によると水着に上ジャージ羽織っただけで並んでるらしいです。舞台上ならば必然性がありますが、お見送りなのになんで?って感じです。仕方ない、ライバルダイバーの衣装にはそもそも下ジャージないですからね。推しの筋肉を生で間近で見られる数少ないチャンスです。活用しなくてどうする。

 

どこにも出ていない情報としては、カーテンコールで1人ひと言挨拶があります

3公演目までは香盤順に来たのに4公演目以降、名塚さん→唐橋充さん→光宣さんと大人キャストが続きました。これはもうどう考えても客入りの悪い平日に、「この公演で推しが挨拶するかもしれないから入っておきたい」というファン狙いの変更に違いない。この挨拶の時間、毎公演最後は座長・納谷健くんの宣伝してねまた来てねという話で締めくくられるので、最後の最後に胃が痛い思いをすることになります。

 

 

そういう露骨な販促もアリですが、舞台に通うのならば作品中の見どころが知りたいと思うタイプの方もいらっしゃると思います。推しが出てない時は何を見ればいいのか、というタイプの方もいらっしゃると思います。ここから下はそういう方に向かって、それぞれの俳優さんの見どころを書きます。ちょっとではなくネタバレしてる可能性があります。ごめんなさい。

 

パフォーマーキャスト

彼らに1番光が当たるのは前説のルールの説明です。なんかすごいので惜しみない拍手を送ってください。特に第6群の演技が成功した時。第6群とか私が1億回生まれ変わっても無理です。

彼らはとにかく身体を張っています。主な役割は装置の転換と飛び込みのイメージです。飛び込みのイメージは前のブログに書いた通りです。怪我しませんように。装置が大きくて重たいのでたまに遠心力でふっとばされていることがあります。転換の出ハケで演技をしているんですが、どうも設定がそれぞれにあるようです。注目してみてください。

私は推しがやたら飛ぶので、転換の時にきちんとストッパーをかけているのかついつい確認してしまいます。ストッパーかけてても飛ぶ瞬間にすごいグラつくから怖い。

 

・前原一朗役 光宣さん

いわゆる連盟の会長さんです。全体の中盤以降に出てくるので難しい役だと思います。試合中はそれぞれに物語があるので推しに注目してる方が多いと思いますが、やはり細かく演技されてるので、余裕があったら見てください。事前情報では悪評高い会長ですが、見た目に反して飛び込み界の未来を真剣に考えるかっこいい大人です。

光宣さんも会長と同じように若い俳優たちのことをあたたかく見守って下さってるみたいです。休演日前にシャンパン差し入れとかかっこいい!

 

・西川恭子役 藤岡沙也香さん

飛沫くんが故郷に残してきた年上の彼女です。原作を読まれた財木さんのファンの方の中には心配されている方もいるかもしれませんが、夏の間に飛沫くんが津軽で何やってたかは全く描かれていないので安心して下さい。

恭子ちゃんが飛沫くんのことが好きなのが痛いほど伝わってくるんです。本当はたぶんずっとそばにいて暮らしていける未来を望んでいるのかもしれないけど、彼女はそれを選ばずに飛沫くんの背中を押してくれます。ふたりで映像を見てるシーンから先が私はたまらなく好きです。見るものの多い場面ですが、何度も通うならば是非1度注目して見ていて欲しいです。

 

・野村未羽役 大島涼花さん

この作品のヒロインです。ヒロインなんですが、基本的にスポーツ馬鹿だらけの話なので出番は多くありません。多くないけれど、彼女は主人公にとって重要なポジションにいます。走り方がすごくどんくさそうで可愛いです。男どもが全身のラインをさらけ出している中でセーラー服なのでぷくぷくして見えるのがもったいなくもあり、たまらなくもあり。未羽ちゃんは等身大の普通の中学生の女の子ですが、物語の中での変化と成長がしっかり感じられます。

 

・坂井弘也役 廣野凌大さん

主人公の双子ではない同学年の弟。序盤はセリフ無しでのお芝居が続きますが、彼の考えていることは手に取るようにわかります。

主人公にとって彼が「選ばなかったもうひとつ」であるように、彼にとっても主人公は「選ばなかったもうひとつ」なんだと思います。代表選の最中に弘也が投げかける言葉は原作では未羽の言葉だったと思うんですが、舞台では弘也のセリフで良かったなって思います。すごく突き刺さります。

 

辻利彦役 西野太盛さん

劇中でセコいと言われる辻くん、つまりは堅実なのですがそれだけにしどころが難しい役だなって思います。でもちゃんと記憶に残るんですよね。誰かが派手なことをしても、その戦略を否定されても彼は堅実にいくことを選ぶ。その意思の強さをしっかりと感じられるお芝居です。

 

・松野清孝役 瀬戸祐介さん

テニプリの地味sと同様に地味であるというキャラ付が非常においしいです。地味であることを全力で活かしています。前説でも試合シーンでもいいですが、メインの後ろでちょこちょこと地味である苦悩を表現しています。是非、見てください。

 

・平山二郎役 宮城紘大さん

炎のジローの名に恥じぬ熱演です。最初からクライマックスです。最初というのは前説のことです。気合が入りすぎて声がひっくり返っていた公演もありましたが、熱い男です。炎のジロー、出てくるだけで温度が2~3℃上がる気がします。

 

・山田篤彦役 安達勇人さん

ピンキー山田。とりあえず安達さんのファンの方は通ったらいいと思います。ピンキーの出番はなんなら原作より多いです。彼が出てくるとみんな大喜びです。じゃあギャグ担当かというとそうではなく、終盤の代表選の彼のシーンはやっぱりピンキー山田も1人のアスリートだったんだな、という矜持を感じられる非常に良いシーンになっています。あれは絶対に見るべきです。

なお、物販の各公演2枚限定の安達さんの顔面がプリントされたピンクのボクサーパンツは先着順かと思っていましたが、どうやら抽選制になっているようです。アナウンス無かった気がします。

 

・富士谷敬介役 唐橋充さん

どうみても唐橋充という役者のビジュアルの無駄遣いですが、めったに見られるものではないので、これはこれでいいと思います。

指導者であり、父である。それゆえに悩みを抱えています。指導者として、MDCの5人に言葉をかけている時の厳しさと優しさと温かさのある声、たまりません。でも何よりやっぱり、代表選で要一が飛ぶ前の親子の会話と、指導者であることをかなぐり捨ててただの父親として放ったあの言葉はどうしても聞いてほしいのです。

 

・麻木夏陽子役 名塚佳織さん

彼女がいなければ何も始まらない、それが麻木コーチです。物語を動かすのはだいたい彼女です。少年たちに発破をかける場面が多いので、長い台詞をまくし立てることになりますが凄く聞き取りやすい。土曜日はかなりお疲れのご様子でしたが、それでも何言ってるか分からないとか、耳に入ってこないということはありませんでした。

少年たちには強気にふるまう彼女も実際は悩める一人の人間で、迷ったり戸惑ったり恐れたり。物凄く人間らしい面を見せてきます。そこが好きです。

 

 

 

MDCの5人についても書きたいんですが、それを書いていると今日の夜公演を見てもらうのに間に合わないので、また別の記事で書きます。

なんか真面目な見どころばかり書いていますが、

・Aくんの背骨のくぼみ

・Bくんの肋骨

・Cくんのおへそ

・Dくんのハンコ注射の痕

・Eくんの水着とお尻の間にできる隙間

・Fくんの鎖骨

とかをオペラグラスでガン見していることもあります。楽しみ方は多種多様いくらでもあります。それが動機でもいいと思うんです。

 

見たことのない人に1度見てもらうためのハードルの高さは分かっています。

原作ファンではない俳優のファンに何度も通ってもらう難しさも。

でも、見てもらいたい。そう思ってブログを書きました。

どうかよろしくお願いします。

DIVE!! The STAGE!! ~夏空に咲く 水しぶきの花びら

あなたは1度ハケた俳優が上半身濡らされて戻ってくる舞台を見たことがありますか?

 

 

 

 

この土日は先週木曜に初日を明けた「DIVE!! The STAGE!!」を見てきました。

いつもなら大楽が終わってから感想文を書くんですけど、これは早めに書かねばならんな、という気持ちになりました。

隠す必要もないのでバッサリいいますね。ガラガラです。

 

どれくらいガラガラか*1っていうと、ありがとうで終わる話は得意でもお願いしますで終わる話はなかなか出来ない推しが初日明けて早々にお願いしてきたくらいです。*2

良作ならば満席、駄作ならばガラガラになるとは限らないのが舞台作品の悲しいところですが、この作品はひいき目無しに良作だと思います。

 

 

ストーリーは飛込競技をやっている中高生が東京オリンピック出場を目指す、というごくごくシンプルなもの。そこに思春期の揺らぎ・アスリートとしてぶつかる壁なんかがあって、みんながもがいてもがいて、自分の進みたい道を見つけて前に進んでいく。

 

なにかと肌色面積の多さばかりが話題になりがちですが、そんなものは秒で慣れます。テニスやバレーや野球やバスケの舞台がユニフォームでおかしくないのと同じように、彼らは当然水着です。だんだん服着てる方がおかしいような気がしてきます。この舞台のために鍛え上げられた俳優たちの肉体はもはや芸術です。それを見るだけでも劇場に来る価値はあると思います。

最低限しか隠されていない体では何も嘘はつけません。照明が浮かびあがらせる体の陰影は正直です。呼吸による筋肉の動きもすべて見えます。筋肉と筋肉の隙間を伝う汗は美しいです。

何故か財木琢磨さん演じる沖津飛沫くんだけが、物語序盤だけ、飛び込んで袖から戻ってくると上半身がびちょびちょです。最初は汗かと思いましたが、いくら汗っかきの財木さんでもあんなに汗かくわけがないです。あれはなんなんでしょうね。不思議です。*3

9人もいれば好みの体が必ずいると思います。どうぞ、劇場へ。

 

飛び込みはどう表現するのか。もうまどろっこしいので、ネタバレですけど言ってしまうと、本当に飛び込みます。可動式の装置がうまい具合に飛び込み台になり、彼らはそこから装置で隠されたマットに向かって飛びます。高さは3mくらい?もう少しあるかもしれない。前宙・バク宙・そのたもろもろ。彼らはアクション俳優ではありませんが、芝居のタイミングでぽんぽん飛びます。主演の納谷健くんの飛び込みがものすごく綺麗なんで見てください。

ここはしっかり見せたい!という飛込演技の場合、ここで活躍するのがパフォーマーキャストです。さらに高い位置(5mはありそう)からワイヤーアクションやエアリアルでぐるぐる回りながら降りてきます。都合上あまり照明があたっていないのが残念ですが、目をこらして見てください。なんかすごいことやってます。

是非、劇場へ。

 

とはいえ、鍛えられた肉体も見事な飛び込みも作品全体のスパイスでしかありません。メインは少年たちの今への・未来への・自分への揺らぎです。

知季・陵・レイジは中2、要一と飛沫は高2。思春期真っ盛りで揺れまくりです。選択肢はまだ無限にあって、その中から自分で選んで自分で掴み取っていく物語です。私は思春期も選ばなかった人生も遠く過去に置き去りにしてきているのに、客席で彼らの抱えるあの苦しみを追体験しているようでした。みんなお芝居上手いね。

苦しさを一緒に味わうからか、彼らが自分の生き方を決めたその後の気持ち良さがすごいんですよ。これを感じてほしいです。希望しかねぇ、未来は明るいに違いない、みたいな。杉江くんは前向きになれる作品だって言ってましたね。ほんと、そうだと思います。悩んでいる人、一歩前に進みたい人、背中を押してもらいたい人、劇場に行きましょう。

 

スポ根は苦手だというなら恋愛ものとして楽しんでください。かわいいカップルもいます。私は飛沫くんに恭子ちゃんが無理して見せようとする余裕がたまらなくいじらしくて好きです。

子供の物語が嫌だというのならコーチや連盟会長に注目してください。彼らにも物語があります。

いろんな見方ができる作品だと思います。劇場で確かめてください。

 

メインキャスト3人の見せ場が多いことは保証します。レイジくん・陵くんも確かな見せ場があります。ファンの方は安心して劇場へ。

ライバルキャストはもう隠してもしょうがないですけど、物語の都合上、展開の都合上そこにいる感が否めません。出番は少ないです。でもみんなすごく頑張ってます。前説から全力投球です。彼らが出てくると場がいっきに賑やかしくなります。彼らにも描かれていないだけで同じようなことが起きているんだろうってことが容易に想像できます。見てください。キャストはみんなすごくいい仕事をしているんです。劇場で見てください。

 

初日以降、キャストがぽつぽつと来てねもっと来てねアピールをしていますが、制作側から直接された記憶がありません。他人任せにすんじゃなあああああああいって感じです。企業努力をお願いします。

会場ではリピーターチケットを売っているそうです。なんなら前方席もまだ売っているそうです。私は既に4回見ましたが、会場のどこでリピチケ売ってるのか分かりませんでした。もっと頑張ってくれ。

 

劇場に行けばいろんな特典が得られます。

リピーター特典は舞台写真です。今から全種揃えようと思ったら東京大阪全通が必要になりますが、6公演見ると3種揃うので誰のファンでも自分の推しの写真をそろえることは可能です。なんで主演の写真が2番手3番手より数少ないのか*4、ファンの方はぜひアンケートを使って制作を殴ってください。

プレミアムシートという名の前方席にも特典が付きます。先行時、なぜか公式サイトではなくプレイガイドサイトにだけ前方席だと書いてあったあのプレミアムシートです。後ろ姿でキャストがずらっと並んだクリアポスターとキャスト勢揃いのL判写真と水着柄のマステです。マステかわいいです。L判写真はメイン3人が奥にいてまともに写ってないことを反省してほしいです。逆に言うとメイン3人以外のファンは損しない写真です。

1番簡単に特典を手に入れる方法は、なんでもいいのでSNSに#ダイ舞を付けて投稿した画面を見せることです。A2版のポスターがもらえます。渡される時はたしかくるくる巻いてある状態でビニール袋が被せられていたと思います。これはいい写真ですし、簡単に手に入るのでぜひぜひ。

 

ハッシュタグ付けて投稿して宣伝してねって言うけど、ハッシュタグ検索するのなんてもともと興味ある人だけじゃん?宣伝にならんよね。

公演日の朝に時間と当日券情報だけをツイートしても誰にも響かないよ。

 

チケットのリンクをひたすら貼ってきましたが、もう私は定価で見ろなんてまだるっこしいことは言いません。なぜなら後出し特典後出し特典でキャストのファンは手元にチケットをだぶつかせているからです。ちょっと検索すれば半額レベルの譲渡にぶつかると思います。私は制作側ではないので、チケットの実売枚数が増えるよりも客席にいる実際の人数が増える方が嬉しい。どんなにチケットを持っていても、1人では1つの座席しか埋められないのです。とにかく見て欲しいのです。ツイッターの検索窓にご希望の日付と譲渡と入れるだけです。さぁ。

 

全18公演、すでに1/3の6公演が終了しました。私はあと8回見ます。劇場でお会いしましょう。

*1:終わったから書きますけど、3連休の真ん中日曜日のお昼の公演で10列目までのプレミアムも空席があり、11列目以降の一般は14~15列がすでにまばら、そこから後ろはほぼ全部空席ぐらいのレベルでした。

*2:普段の推しは「それぞれ事情があるから来れないのは仕方がないので気にしないで」って言います。

*3:あれは本人が思いついてやっていたそうです。セームを絞ってたんだとか。後半どんどん濡れ方が激しくなっていました。

*4:後日、納谷くんとライバルダイバーのお写真が追加されました。出来るなら最初から頑張って欲しい。